るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

The Diamond of Drury Lane

The Diamond of Drury Lane158/423頁

The Diamond of Drury Lane (Cat Royal)The Diamond of Drury Lane (Cat Royal)
Julia Golding

Egmont Books Ltd 2006-01
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The [t]:Diamond of Drury Lane (Cat Royal)[an]:Julia [as]:Golding

を読み始めました。

ネスレ子どもの本賞(旧スマーティーズ賞)2006年ショートリスト作品。発表は来月12月13日の予定。(この賞では金・銀・銅の3賞を決めるようなので、このショートリスト作品というのはそのどれかにはなる、という事なのでしょう。)

舞台は1790年、ロンドン。主人公はキャサリーン"キャット"・ロイヤル、10才。ある冬の日にドルリー・レーン劇場の前に捨てられていた赤ん坊が、劇場主の気まぐれで拾い上げられ劇場で育てられた、という経歴の持ち主です。

劇場では使いっ走りをやらされている彼女ですが、ある夜、劇場主のMr.Sheridanと、なにやら怪しげな紳士との会話を聞いてしまいます。ダイヤモンドを劇場内に隠した?! という事らしくどきどき。キャットを中心にした、ダイヤモンドをめぐる冒険活劇という話のようです。

登場人物は新しく劇場にやってきた、アフリカ生まれの類い希な才能を持つ、バイオリニストの少年、Pedro、新しいprompt、Johnny(偽名っぽくてちょっとアヤシイ。でもイイヒトっぽい)コベント・ガーデンをエリアにするgang団(というとなんかアレですが、徒党を組んでエリアを仕切っているようなのってなんて言えばいいんでしたっけ)の良い方(のリーダー:Syd Fletcher)と悪い方(のリーダー:Billy Shephered)、Avon公爵の息子 Lord Francis など、キャラクターははっきりしていてそれぞれ多少パターンにはまるとはいえ生き生きしていて魅力的です。

なんというかNHKのアニメ枠で見たいような雰囲気です。後は東京ムービー新社の名探偵ホームズみたいな感じというか。

装丁は、サイズが縦×横が19センチ×13センチのハードカバーでDiamondが箔押し。ちょっとムーランルージュを思い出させるような、色使いでステキです。

Catは元気が良くてカワイイし、一緒に走ってるPedroやFrancisもカワイイし、楽しいです。

Catが10才で、PedroとFrancisは多分12、3才くらい、Gang団のSyd達は多分16-18才くらいでしょう。Johnnyは22~28才くらいかな?

今158頁ですが、このまま「こどもの冒険活劇」路線で行くのかな、という印象です。

文章は構造は難しくありませんが、目慣れない単語が結構ありました。あと、言い回しとか口語表現なのか、意味が良く取れない文とかも大分(^^;)。それからGang団の人たちはコックニー訛り、ということなのでしょう、[h]が抜けた表記が多用されているのでちょっと読み辛いです。それと時代背景についてはあまり説明がないので、このあたりの時代に弱いワタシは「??」な所も。

フランス革命の頃のロンドンってどんなだっけ?? 状態。もうちょっとこのあたり勉強した方がいいかなあ(^^;)

そのうち読みたいヒストリカル・ロマンスに役立つでしょうしね>このあたりの時代。