るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

Den of Thieves

Den of Thieves138/417頁

Den of Thieves (Cat Royal)Den of Thieves (Cat Royal)
Julia Golding

Egmont Books Ltd 2007-02-05
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ドルリー・レーン劇場が大改修、といってこの先どこに住むか、どうやって暮らしをたてていくかという事にあてがあるわけではないキャット、ペドロやフランクたちはキャットの事を心配しますが、どうにかするわ、なんとかなるわと強がります。

Mr.Sheridanがもう少しきちんとフォローしてくれればいいのに! と思ってしまいました。

そのペドロは師匠と一緒にスペインへ、フランクはAbon家の荘園へ、エリザベスはパリへ、庇護者を自認するシドもよりによってこの時期に、ボクシングの興業でロンドンを離れる事に、とキャットが頼りにする人たちはみんなロンドンを離れて行きます。

なんとか食べて行かなきゃ、と自分の書いた小説を売り込みに回るキャット、ところが行った先でトラブルに巻き込まれてしまいます。Mr.SheridanとFrankが彼女を救いだしてくれますが、キャットはひどく落ち込みます。

Mr.Sheridanがそこでとある提案をし、キャットはフランスへ出かける事になりました。

ちょっとこのあたりは辛い展開。まだまだキャットも庇護が必要だよね、という感じで、オトナ視点としてはもっと早くフォローしてよ!>Mr Sheridanという気持ちになりました。まあ物語としては主人公が苦難に逢うのはお約束ですからしょうがないといえばそうなのですけれど。

シドとキャットの関係も急激に変化をみせてきてちょっとどきどきです。

ワルくてのし上がろうとしているビリーは相変わらずで、前作でキャットが作った借り分の取り立てに呼び出し、とあることを命ずる所は、悪党~ と唸ってしまいました。

キャットのフランス行きとこのビリーの借りとがどんな風にかかわっていくのか、まだまだ先が読めません。続きが気になる所です。