るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

ワールドコン参加顛末記




でろでろになりながら参加してきました。
非常に濃い大会を二日間堪能できてとても楽しかったです。
自分の覚え書きがてらご報告を



1日目



朝イチの新幹線で会場へ。うんと暑いかもしれない、と思ったら、天気は曇りでかなり涼しい感じ。会場すぐがもう海だーと実感のロケーションです。

レジストレーションは展示ホールA、1階。


9時15分頃につきましたが既に列ができていました。
事前登録、当日参加、横浜市民割引の3列ができていてこの時点で一番長い列は事前登録の列。うーん、10時からの企画に間にあうかな? とちょっと心配になりました。会場内は人が多いせいかちょっと蒸し暑い感じです。9時半から受付開始。受付がはじまると事前登録の列は流れが良くて、まずまずスムーズに進み、10時少し前に登録が終わりました。ネームプレートはこれ。

本名じゃなくても登録できますといわれ、せっかくなのでこちらで。しかしこういうこともOKなら、登録の時点でネームプレート用ネームも事前登録させてくれれば良かったのに、とちょっと思いました。
インフォメーションで当日のタイムテーブルなど貰いつつメイン会場の会議棟へ移動。



10時〜 「中つ国上級公務員試験2007」

本当に試験だったので(^^;) ちょっとあせりました。最初の40分で試験、その後解答、懇談会という形でした。こちらで木曜から参加のHさんと無事合流。試験の出題は「終わらざりし物語」から。とりあえず事前予習なしで6割だったのはいいような悪いような(^^;) この先もっと精進しますのでゴンドールの右筆の末席に配属お願いします。.....
試験問題はいずれサイトの方に載せるかも、と企画の「白の乗り手」http://www.cityfujisawa.ne.jp/~norite/の方がおっしゃっていました。
最初につくった問題、といって見せていただいた方はさらにマニアック難易度が高く、こちらだったら半分も取れないなあ、とため息。
賞品もいただいてしまいました。いろいろ並んであった中で私はMiddle-earth Collectible Card Gameのカードから5枚、選ばせていただきました。

そこでちょっとLotROの話や、シール交換などさせていただいて、終了。
アッという間に2時間が過ぎてしまいました。


それで、ちょっと一休みしようとコン・スイートへ。


コンスイートは、会議棟2Fに用意された休憩所で、フリードリンクやお菓子などが準備されていました。
ゆず茶とお菓子をちょっといただいて、テーブルで休憩されていた方とシール交換などして一息入れ、次ぎの企画へ。
コンスイート内には、移動中に読んだ本を交換し、帰りの移動中に読む本にするという企画テーブルがあって、ペーパーバックと日本の文庫本が仲良く並んでいました。(写真とるの忘れた)確か、ハリポタとかあったかな。



12時:朗読会:エレン・カシュナー

「剣の輪舞」

剣の輪舞 (ハヤカワ文庫FT)

剣の輪舞 (ハヤカワ文庫FT)

や「詩人トーマス」
吟遊詩人トーマス (ハヤカワ文庫FT)

吟遊詩人トーマス (ハヤカワ文庫FT)

のエレン・カシュナーさんの朗読会へ。
部屋に入ったらお昼の足しに、と魚型のチョコをいただきました(^^)

この日の朗読は「剣の輪舞」(Swordspoint )の同じ世界の短編"The Death of the Duke"(多分)。Swordspoint のReprint版に収録されているもの でした。
私の英語力では文体や文意をきちんと取れないのがなんとももどかしかったのですが、張りのある美しい声に抑揚とリズムがマッチした、とても美しい朗読でした。それから、2006年に出版された、Swordspoint の同じ世界の "The Privilege of the Sword"から最初の方の章から抜き出して朗読いただき、(こちらは主人公が15才の少女)娘らしい性急な感じの朗読がチャーミングでした。

エレン・カシュナーさんはとてもフレンドリーな方で、朗読会の後にサインをお願いしたら快く承諾くださいました。今回私が持っていったのは運良く「剣の輪舞」。期せずして朗読会の内容にマッチしていて我ながら嬉しい。

サインの時はとても緊張していました。英語の朗読で難しくなかった? ときかれたので素直に「ちょっと(<見栄張った。ホントは「とても」というべき(^^;))難しかったですけれど、朗読が美しくて感動しました(ここはホント)」と言ったらにっこり(^^)微笑んでくださいましたよ。



13時:サイン会:マイケル・ウィーラン 

SFアートの大御所、私にとってはパーンの竜騎士のシリーズ

竜の戦士 (ハヤカワ文庫 SF 483 パーンの竜騎士 1)

竜の戦士 (ハヤカワ文庫 SF 483 パーンの竜騎士 1)

の表紙やクリスタルシンガーの表紙を描いた方です。
今大会のゲスト・オブ・オナー。
大判のポスターにサインしてもらう方、色紙にサインしてもらう方などさまざまでしたが、私は出発直前にやっと探し出せた
クリスタルシンガーの文庫カバーにサインを入れていただきました。




13時30分〜:リージェンシー・ダンス

最近ロマンス脳な私としてははずせません。
踊る方に参加ではなくて、踊っている所を少し上の方から俯瞰するような形で見学してきました。
ダンスというと「ワルツ」等をイメージするかと思うのですが、一対一でくるくる踊るワルツよりはどちらかというとラインで踊るフォークダンスに近い感じがしました。
ゆったりとした音楽に合わせて、4拍子で(多分)4or8拍単位でお互いの位置を交換しあいながらのダンスです。


向かいの列のパートナーは固定ですが、並びの列のパートナーは1シークエンスごとに交代して行くのがおもしろいなあと思いました。
気になる誰かとのダンスできるかできないか、どきどきなんてあったかもしれないねぇ、などと言い合いつつ2時過ぎ頃まで鑑賞しました。



14時30分〜 ディーラーズ・ルーム


むちゃむちゃカワイイドラゴンがいるんですよー!!!
とHさんの熱気にひきずられるようにディーラーズルームへ。
「写真ではわからなかったかもしれませんけど、肌(生地)の質感がすごく良くて〜羽根もかっこよくて 表情が良くて〜」
既に昨日メールで写真も送ってもらって紹介いただいていたドラゴンでした。
「購入するかどうか迷ってるんですー」
とはおっしゃっていましたが多分購入決定だろうなあ、なんてひとごとのように思いながらブースに行きました所。



ドラゴンとは目が逢ったら決まる



黒龍を連れて帰る事になりました。SF大会だし、いいよね。
Hさんも予定通り赤龍のすまうぐ(仮称)をお持ち帰りになりました。
肩のりドラゴンになるので、のせてあるいているとパーンの火蜥蜴を連れ歩いている気分でした。




手乗りと肩乗りはそれぞれこんな感じ。



15時〜:サイン会: ナオミ・ノヴィク、デリア・シャーマン

秘やかに今大会一番の目標であったナオミ・ノヴィクさんのサイン会。ペーパーバック3冊と話しかけられない時のためにと手紙を準備して、いざ、と望みました。
ヒューゴー賞長編部門とジョン・W・キャンベル賞(新人賞です)にノミネートされているノヴィクさんの列は混んでいて、しかもなぜかこの時間帯のサイン会は30分間だけだったため(13時のウィーランは1時間あった)、サインは一冊だけに〜とのアナウンス。一巻目のHis magesty's Dragonにサインしてもらうことしました。並んでいた前の方が9月発売予定の4巻目を持っていらして、うらやましい!
not for sale とあったのでサンプル品なのでしょうか。
「飛行機で読んだけどおもしろかったよ。あなたも気に入ると思うよ」と微笑っていました。
ああ、早く読みたい!!!



かなりあがりながらも、手紙を渡してサインをもらって、物語がとてもおもしろかったことと今度の冬に出る日本語版を楽しみに待っている事を伝えてきました。多分伝わったと思う・・・伝わっていてぇぇぇぇぇぇ!!



デリア・シャーマンさんは、残念ながら長編の邦訳はない方なのですが、ファンタジー作家さん。去年発行された Changeling のポストカードにサインをいただきました。これはジュブナイルの用なので手が出せるかも。
そうそう、シール交換企画用のシールもいただきましたよ。


となりで新井素子さんもサインしてらしたんですが、そちらへ並ぶ時間も気力もありませんでした。残念。



で、予定では難波弘之さんのライブへ突入、の筈だったのですが、体力・気力がつきてしまい、一旦戦線離脱、会場を出てクイーンズスクエアへ。食事をとって、いざヒューゴー賞授賞式へ! です。

随分長くなりましたのでとりあえずここまで。