るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

ホビット&ドワーフチャット雑感

PJとGDTのチャットからあっという間に一週間が過ぎてしまいました。チャットの概要については、eiga.comの「ホビット」のP・ジャクソン&G・デル・トロがチャットに参加!で簡単なまとめが出ていますし、拙指輪サイト、道はつづくよからリンクさせていただいているThaunさんの、Rivendel's terrace内で詳しく紹介されています。



みんなが一番気になるキャスティングはビルボ・ドワーフに関してはまだ未定(水面下では何かと噂があるようですが)。ガンダルフ・ゴラムは続投。制作組も音楽のショアはほぼ確定とのことですし、美術のジョン・ハウアラン・リーとはランチミーティングを行ったとのこと。ミドルアースの世界観構築に帰ってきてくれるようです。
そして指輪映画で出て来たキャラクターがホビットに出てくるならば可能な限り同じ俳優を使いたい希望というの発言にはなんだかどきどきしてしまいました。
ここは一つ、白の会議でのリ−様・サルマンを期待したいところです。


ホビットと指輪が原作でかなり雰囲気が違う部分は映画にも反映されるようです。PJは、ホビット映画は指輪映画とは、トーンが違ってあたりまえ、「ホビット」の時代のミドルアースは「指輪」のミドルアースとはまた別の場所であるべき、と言っていました。まだサウロンの影響はまだそれほどではない、影がまだそれほど暗くない時代、という認識なのでしょう。もちろん別の場所といって、ミドルアースはミドルアースな訳ですから、そういった連続性は大事にされなければいけないわけですが。



指輪とホビットでは、原作でもさけ谷の雰囲気などずいぶん違いますから、指輪映画で秋のたたずまいだったさけ谷もホビット映画では春、は行き過ぎでしょうが、夏か晩夏のたたずまいに変わるのかもしれません。指輪映画が秋の夜のさけ谷、ホビット映画は夏の夕暮れのさけ谷、などという風になってくれたらおもしろいかも。



気になるクリーチャーはいろいろデザインされる模様、ワーグやゴブリンのデザインなどどうなるのか楽しみです。また鷲やトロル、そしてスマウグが喋る事に関しては、「本に書かれているようにあるべきだと考えている」とのこと。
ビヨルンが、トム(ボンバディル)のような扱いを受けることになりませんか? という質問にGDTが「自分はビヨルンが大好きで、映画で彼を取り上げたいと思っている」と答えているのでビヨルンの出演は期待大です。

映画はこの先、2008年の残りで脚本がかかれ、初期のコンセプチュアルデザインが行われる。2009年は両方の映画のプレプロダクション。2010年が撮影の年になる予定で、両方の映画を連続して撮影する。
そしてポストプロダクションに入り、「ホビット」を2011年に、2作目を2012年に公開する、という予定との事です。


やはり気になるのはまだ題名未定の2作目で、ホビットと指輪をつなぐ一作というのはいったいどういう話になるのか。山場はどこになるのか、誰が出るのか、気になる事しきりです。
こちらに関しては「まだ脚本もできていないし」とほとんど喋ってくれませんでしたが、本当は一番知りたいところでした(^^;)



しかし今回のチャット、こういったフリーな形で制作側のコメントを聞ける機会があるなんてすごいことだよなあ、そして質問やコメントを伝えられるというのがさらにすごいことだったよなあ、としみじみしています。海を越え、大陸を越えた向こうで、ミドルアースを愛する人たちが映画の出来を期待している。そしてその期待を受けて映画を作ろうとしている制作陣がいるんだなあ、と実感できたチャットでした。

いろいろと問題を抱えつつも撮影始動に向けて大きなうねりがきているホビット映画、無事に撮影に入れて、公開できますように。楽しみなような不安なような不思議な気持ちです。