るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

Alone in Wolf Hollow

Alone in Wolf Hollow YL 4 総語数36400語

Alone in Wolf HollowAlone in Wolf Hollow
Dana Brookins

Houghton Mifflin (Juv) 1979-06
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子どもたちがwolf hollowの暮らしに慣れたころ、Blue Raven亭で働くMadgeが殺されてしまいました。二人に優しかった彼女の死はCharie伯父をさらなる悲嘆に陥らせてしまいました。二人と暮らすようになって酒の量も減り、良い方向へ向かっていたのが、一気にまた酒浸りの生活へ。さらにはCharie伯父は二人の面倒は見られない、自分も家を出て行って帰らないから街へ帰ってくれ、と幾ばくかのお金をおいて出て行ってしまいます。

残された二人は、伯父の言いつけ通りに街に帰っても、それぞれ別の場所に引き取られることになって一緒に暮らせない。伯父さんが素面に戻ったらきっと帰ってきて一緒に暮らそうと言ってくれると、伯父の不在を隠し二人だけで暮らしはじめます。Madgeを殺した人間は誰なのか? wolf hollowをうろつく怪しい影は何なのか? 伯父さんは帰ってくるのか? 最後までどきどきしながら読み進ませられました。

ミステリーとしてはそれほど「これはびっくり」な展開はありませんが、お互い以外がない兄弟たちの暮らしぶりや、自分も周りも見失っている大人たちの描かれようが胸にしみました。