るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

A Swiftly Tilting Planet

A Swiftly Tilting Planet 31/278

A Swiftly Tilting Planet (Madeleine L'Engle's Time Quintet)A Swiftly Tilting Planet (Madeleine L'Engle's Time Quintet)
Madeleine L'Engle

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A [t]Swiftly Tilting Planet [an]Madeleine [as]L'Engle's Time Quintet

第一章

Thanksgiving dayのディナーにMurry家の皆が集まっていました。、メグ、カルヴィンの母、メグの両親、SandyとDennysそして一番末の弟のCharlse Wallece。チャールズは15才になっています。メグはカルヴィンと結婚して赤ちゃんができたところ。カルヴィンは医学博士と理学博士の学位を取って、ちょうど今ロンドンの学会に行って不在です。それほど親しくしてないカルヴィンの母が感謝祭のディナーの招待を受けた事を不思議に思うメグ。食事を前にホワイトハウスの大統領から電話がかかってきて、南米のVespugia国の専制主、Branzilloが、核弾頭ミサイルを使う宣言をし、24時間しか猶予がないと聞かされます。

Charlse Walleceは、まだ戦争は起こっておらず、起こっていない限りは起こさないようにするチャンスがあると言います。

そこで、カルヴィンの母親が突然、Patrick's runeが必要なのだと言い出します。そのruneアイルランド出身の祖母が闇の力を避けるために重んじていたものだ、と言い、彼女がその祈りを詠唱し出すと煙突からバケツいっぱいの水が落ち込んだかのように暖炉の火は揺らぎ、煙が部屋中に立ちこめ、風が突然吹きすぎて家を揺らしました。

彼女は、「あたしはあんたのために来たんだ、チャック」といい、来る気はなかったけれど、朝起きたら、何かがここに来るよう言って、それで自分はMurry家に来て、patrickのruneをチャールズに伝える事になったのだ、と言います。

3巻目、読み始めました。2巻目から9年くらいたっています。チャールズは15才になってるし、メグはカルヴィンと結婚して妊娠中だし、Sandayはロースクール、 Dennysはメディカルスクールの学生になっています。メグはメガネをやめてコンタクトにしたようですが、相変わらず微妙にネガティブっぽいです。お母さんはミトコンドリアファランドーラの研究でノーベル賞をとったみたい。すごい!

そしていきなり核戦争前夜、というびっくりな状況になりました。Vespugiaというのは架空の国で、パタゴニアのあたりというイメージらしいです。

そしてここで出て来るPatrick のRune、各章のタイトルにもなっていますが、これもレングルさんが古代のケルトの祈りのいくつをベースにして創作したものらしいです。

アイルランド系設定キター!! でもそもそもオキーフって名字で赤毛君ならそうですよね。Murryもケルト系の名前かな?

この本が出版された1978年東西冷戦はデタントの時代ではありましたが、1979年にソ連アフガニスタン侵攻があり、1980年にイラン・イラク侵攻があって、まだまだ核戦争の脅威が生々しい時代でした。

ふとそんなことを思い出してみたり。