るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

Singin' the Rain -雨に唄えば-

ミュージカル、Singin' the Rain を観てきました。
雨に唄えば」は私の中のミュージカル映画、というよりはミュージカルそのものを楽しむ事の原点となる作品です。
それの舞台版がある、というのは知っていましたが、それを生で観る機会が出ようとは! しかも主演がアダム・クーパー!!
観る前からウキウキしておりました。

会場は渋谷、渋谷ヒカリエにある、東急オーブ。こちらはBunkamuraの運営なんですね。渋谷駅から直結で近くて便利。地方からの上京モノにもやさしいアクセスの劇場です。

 舞台は、軽やかで華やかで楽しいミュージカル。始まってすぐから全てを持っていかれてしまいました。テンポ良く進む場面、耳になじみのメロディが、舞台の新しい演者たちに新しい勢いを吹き込まれていました。そしてとにかくダンスが素晴らしい! とりわけ主演のアダムのブレのないダンス、滞空時間の長さといったらもうもうもう!! です。「スタントあがりの映画スター、ドン」、という役柄にしてはエレガンス過ぎるような気がしないでもありませんが、とにかく素晴らしい。
アダムのソロももちろん素晴らしいですが、コズモ役のステファン・アネッリとのダンス、キャシー役のエイミー・エレン・リチャードソンとのダンス、そして3人で踊る、Good Morningのコンビネーションの楽しさ、すばらしさ。とりわけGood Morningでのコートの裾がきれいに翻るシーンには目が釘付けになってしまいました。

そしてもちろんボーイ・ミーツ・ガールなお芝居部分のすばらしさも、ステキでした。キャシーとドンのカップルの初々しさといったら!

そしてやはり特筆すべきなのはあの超有名シーン、「雨に唄えば」の場面、映画ではどしゃぶりのなか、にこにこのジーン・ケリーが唄い踊っていましたが、舞台のアダムもすごかった。舞台上に降らされたリアル雨の中ばっしゃんばっしゃん水しぶきをはねあげながら(当然舞台前列5列目くらいまでは水のまるかぶりです!)くるくる回って跳んで、本当に幸せそうに踊るシーンには感動のひとことです。


カーテンコールでは再び雨の中。キャストたちが雨に打たれながら唄い踊るSingin' the Rainは圧巻でした。
カーテンコールの最初で、メインキャスト3人が、映画トレイラーリスペクトか、黄色のレインコートで出てきたのも楽しい演出でした。
カーテンコールではスマホなどでのカメラ撮影がOKとのことでちょっとびっくり。

とにかく楽しい舞台でした。
またみたいなあ。