るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

ユリアンナ・アヴデーエワ ピアノ・リサイタル

ユリアンナ・アヴデーエワさんのピアノ・リサイタルにいってきました。
ユリアンナさんは、10−11月と日本ツアーをやっていて、その合間に、

ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ in 仙台
http://ark-nova.com/

に参加ということのようです。
会場は勝山館となりの駐車場、というか旧勝山スケート場&ボーリング場跡地といったほうが、仙台人にはなじみがあるかもしれません。

どこの「宇宙からきた物体X」か? みたいな外観の空気膜構造のバルーンでできている可動式コンサート・ホール 、アーク・ノヴァで行われました。
中は500席ほどのこじんまりしたホールで、演者との間がとても近く感じられました。ただ構造上と、会場の立地上しょうがないのだとは思いますが、結構外の音が聞こえてきたのが気になってしまいました。
もう少し静かな立地だったら良かったかもしれません。

プログラムは

リスト=ヴェルディ:歌劇「アイーダ」から神前の踊りと終幕の二重唱
リスト:巡礼の年第2年「イタリア」からダンテを読んで(ソナタ風幻想曲)
ショパン:幻想曲 ヘ短調 Op.49 / 4つのマズルカ Op.17 / ポロネーズ第5番 嬰ヘ短調 Op.44

と、今回のご自身のツアーのプログラムCとプログラムDを合わせて、ソナタを抜いた感じです。
演奏はクレバーな解釈のハンサムな演奏というイメージ。ユリアンナさんのピアノは2011年のお正月に、ショパンコンクールのガラ・コンサートで仙台にいらした時に、ショパンのピアノコンチェルトを聞いて以来。あのときも良かったけれど、今回はさらに音楽に深みを増していて素晴らしい演奏でした。
アンコールは、ショパンの ワルツ 作品34-1とマズルカ 作品33-2の2曲。こちらはとても軽やかに弾いて聞かせてくれました。


ユリアンナさん、3月の東芝グランドコンサートでも仙台に来るようなのでそちらもいきたいなあ・・・・