るるむく日記

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Letters of Tolkien No.100


Letters of J.R.R. Tolkien: A Selection

Letters of J.R.R. Tolkien: A Selection

 

 

100:1945/5/29 クリストファー・トールキン宛て
 
南アフリカから帰還した後、クリストファーはシュロップシャーの空軍に駐屯していた。彼はFleet Air Arm(艦隊航空隊 海軍)への転任を希望していた。」
 
 
空軍から抜けられるのならばまだましだろうということ、しかし軍に対する嫌悪があるということー軍にいる若者たちには尊敬と感謝と哀れみ以上のものが組み合わさったものと感じているけれども。
そして真の悪役は戦争における航空機であるということ、その航空機にクリストファーが関わっているということは悲しいということ。極東におけるイギリスやアメリカの帝国主義は自身を後悔や嫌悪で満たしているということ。
少なくともアメリカとロシアの戦争はあと一年は勃発しないであろうということ

 

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クリストファーが帰ってきたのはうれしいけれど、という手紙。

航空機に関して「私の感傷は幾分は、フロドが、持ったであろうものだ。もし彼が幾人かのホビットたちが、ナズグルの怪鳥に乗ることを学んだことを発見したとしたらー「シャイアの解放のために」と」

とのくだりにはうーんと唸ってしまうばかり。