るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

死者を信じることなかれ

Never Trust a Dead ManYL 6.0 総語数42957語

Never Trust a Dead ManNever Trust a Dead Man
Vivian Vande Velde

Harcourt Childrens Books (J) 1999-04
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Faroldの魂を呼び戻して貰ったのはよいモノの手違いで、本人の身体でなく、周りを飛んでいたこうもりの身体に入ってしまったFarold。しかし起こってしまったものはしょうがありません。一人と一匹とで真犯人さがしをはじめます。Selwynは見せかけの魔法で巡礼者のかっこうにしてもらい、村に入りますが、よそものなどほとんど来ないこの村ではアヤシイ人間と思われ真犯人探しどころではありません。しかし村では「Selwyn父親が早まったことをしないように監視下におかれていることと母親と祖母が保護されていることがわかりちょっとひといきです。Selwynはこれではいけないと再び身売り年限を増やして、もう一度魔法をかけてもらい、今度は、行儀見習いに街に出ていった居酒屋の娘Kendraの姿にしてもらいます。そうして情報を得ていくうちに容疑者の数は増えて行きそして....

出だしがちょっとシリアスだったのでどうかと思ったのですが、最後は爽やかな感じで終わりました。とはいってもFaroldの身体は死んでしまっていますので、そのへん多少のほろ苦さはありますが。Elswythもなんだかんだいって、結構親切ですし、SelwynとFaroldもなかなか良いコンビじゃないかー。一方がボケると一方がつっこむお約束な相棒モノで話が進んで楽しかったです。

ホラー・ミステリー・コメディ、というかファンタジー・ミステリー・コメディというか、でもちゃんとWho done it ,How done it ,Why done itがきちんと書かれていてミステリーの枠組みがしっかりしているので安心して読めました。