るるむく日記

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The Invention of Hugo Cabret

The Invention of Hugo CabretYL 3.8 総語数26159語

The Invention of Hugo Cabret: A Novel in Words and Pictures (Caldecott Medal Book)The Invention of Hugo Cabret: A Novel in Words and Pictures (Caldecott Medal Book)
Brian Selznick

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The [t]:Invention of Hugo Cabret: A Novel in Words and Pictures [an]:Brian [as]:Selznick

各所で評価の高い本で、気になっていたのですが、多聴多読マガジン6月号に作者のBrian Selznick さんの特別インタビューもあり、思い切って購入してみました。

各所で評価が高いのも納得!!、のとてもおもしろい本でした。

534頁という厚い本ですが、その半分近くが挿画です。白黒の線描画で、すべてが見開き。本文と挿画が同じ視界に入りません。そしてその挿画と本文が、物語を進めるのです。文章につけられた挿絵というのではありません。サイレント時代の、動画と字幕が交互に映し出されていた映画のようです。

物語は1931年のパリ、父を亡くした主人公ユゴー少年は駅構内に暮らし、時計の面倒を見ています。ユゴーの抱える秘密、父の思い出、駅構内のおもちゃ屋の老人の秘密。映画、オートマタ、イザベル、さまざまな伏線がからみあいつつ、おしまいまであっという間に連れて行かれてしまいました。

あらすじを語ったりするより「とにかく読んでみて」といいたくなる本。

映画(特に初期のサイレント映画)、オートマタ、「月世界旅行」、秘密の部屋、少年というキーワードにひっかかった方にはとにかくオススメです。

邦訳もでていて、こちら。

ユゴーの不思議な発明ユゴーの不思議な発明
ブライアン・セルズニック 金原 瑞人

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[t]:ユゴーの不思議な発明[an]:ブライアン・[as]:セルズニック [as]:金原 [an]:瑞人

2008年のコルデコット賞受賞。

映画化も決まっているとのことです。

朗読版もaudibleでダウンロードして聴いたのですが、とても聞きやすい朗読&挿絵部分に相当するところをその場面にあった音を入れていてくれて(たとえば 8頁くらいにわたって街中を歩くシーンが続く所でかつかつ足音と、街中の車の騒音とか)読みながら聞きも楽しかったです。

The Invention of Hugo Cabret: Library EditionThe Invention of Hugo Cabret: Library Edition
Brian Selznick Jeff Woodman

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The [t]:Invention of Hugo Cabret: Library Edition[an]:Brian[as]: Selznick [an]:Jeff[as]: Woodman