るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

Murder Most Holy

Murder Most Holy 141/243頁

Murder Most Holy (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)Murder Most Holy (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)
P.C. Doherty

Headline Book Publishing 1993-03-11
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[t]:Murder Most Holy (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)[an]:P.C. [as]:Doherty

一旦Blackfliarsの教会を後にしたクランストン卿とアセルスタン。自分の教会に帰ってみると、遺体は墓地の霊廟に移されていました。かんかんに怒るアセルスタン。これは霊廟の冒涜だから、ということなのでしょうが、加えて「奇跡」があったとはいうものの身元不明死因不明の遺体を祭り上げて、という意識がアセルスタンの中にあるというのも大きいのかな。

クランストン卿はおびえながら(^^;)お家に帰ってきます。子煩悩ぶりを発揮してますが、赤ちゃんの扱いが上手な訳ではないのでお約束のようにぎゃん泣きさせてしまいます。

レディ・モードはしっかり無謀な「賭け」のことを知っていて、クランストン卿立場なし。アセルスタンもしっかり釘さされて、やっぱりこのレディに逆らってはいけない、と思ってそうなアセルスタン。

ここでErconwald教会の前任者であるFitzwolfeの潜伏先が判明。クランストン卿とアセルスタンはそちらへ急行します。Fitzwolfeの潜伏先は非常に怪しげなところで、ヤバそうな人たちがたむろってる宿屋です。そこに現れたFitzwolfeは見かけは良い感じなんですが、目で悪者ってわかるタイプ。

アセルスタンは教会のaccountを含むmuniment bookを返して欲しいと言いますが、教会の年報みたいなものかしら? 諸経費の様子とか、この年のこの日に何が起こったかみたいなのが全部書いてあるような。

Fitzwolfeは残ってる分はいいよ。でも上の部屋にあるから取りにいかないと、と言います。

で部屋の中に入っていいのはアセルスタンだけでクランストン卿は外で待っていてといいます。

部屋の中はカトリックの聖職者に取ってはかなり冒涜的なものがたくさん。すっかり雰囲気に呑まれているアセルスタン、聖書の言葉を唱えつつ必死で早く書類を返せ!! 状態です。

Fitzwolfeはなんとなーくそこ意地悪くアセルスタンをいじめる、というかからかうというかしている感じですね。実際に危害を加えようとかどう、とかいうのではなく。Fitzwolfeのようなタイプの人間がアセルスタンのような人に意地悪くあたる、というのはある意味わかりやすい展開ですが。

クランストン卿の驚きもそのままに部屋を飛び出し、宿屋を飛び出すアセルスタン。

クランストン卿が慌てて追いかけてきてアセルスタンをなだめてくれます。このあたりは人生経験値の差が出てますね。

疲れた身体を追い立てながら二人はBlackfliars教会に戻ります。