Nice Try: Murray Whelan Series, Book 3 335/4501
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マリィ ウィーランのシリーズ3作目にとりかかってみました。1990年の10月頃かな? 春といっているので。
プロローグは1956年、メルボルンオリンピック時期。
ポーランドのウエイトリフティングのメダリスト候補の選手がファイナルラウンドの前に、(多分)ソビエトのエージェントに拉致され、そのまま船でオーストラリア国外へ、オーストラリアのASIO(オーストラリア情報部)はその情報の一部をつかんでいたものの、結局行動は何も起こさず、というエピソードがあって、第一章はマリィがスポーツクラブで一生懸命運動しているところから始まります。
彼は変わらずアニェリの元で仕事をしています。しかしIQとウエストサイズが一緒というのはいかがなものか、大分メタボな様子です。
しかし年会費1500ドルのスポーツジムに通って、ヒューゴボスのスーツを着るようになったというのは経済的にはそこそこゆとりがありそう。第1作目の頃を思うと隔世の感がありますな。
90年の4月は労働党は財政上の処理に下手を打って財政破綻とか、党内のパワーゲームとか、横領とかいろいろあって労働党はぼろぼろの模様、選挙までは2年あるけれども、という上京のようです。
かつて、シャーリーンの元で仕事をしていたときの高校生のためのwork-experience projectに参加していた女性がスポーツクラブのインストラクターになっていたのはこの先どうかかわってくるのか、オリンピックはどうかかわってくるのか、まだまだ読めません。