るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

東北大学総合学術博物館

東北大の総合学術博物館&理学部自然史標本館へ行く(この学術博物館はまだ建物がなく、自然史標本館に間借り中である)
。結構おもしろかった

展示品は化石、骨、石(鉱物)、地図、その他。
いろんなものが雑多に展示してあって楽しい。展示室の天井からイワシクジラの全身骨格がつりさがっているのですが、
展示室の直径はその骨格の前後2mずつくらいの余裕くらしかありません。そんな小さな部屋の中にこれでもかとばかりに
つめこまれた標本、標本。先カンブリア時代白亜紀の化石が展示しているお向かいに隕鉄だの、火山れきだの、が展示してあり、
玄関脇の床のところにごろっと大きなアンモナイトの化石やさんごや、クリーニング中のクジラの化石の骨格とかがおかれてあります。
夕張炭坑から出た大きな石炭もあります。

自分的に良かったのは煙水晶と、外邦図。私が見た煙水晶は、色が黒にかなり近く、結晶構造のなせるわざか、
それとも微量元素のせいか、黒い石の中で光が乱反射してプリズム様のきらきらが中に見えました。うーんキレイ。
外邦図というのは、寡聞にして知らなかったのですが、旧日本陸軍が軍事目的で作成した地図だそうで、敗戦時に焼却処分されるはずだったものが、保存されてきたものとのこと。
地図自体になんの咎もない筈なのになあ、などとぼんやり思いながらながめてきた地図はとても細かく丁寧に描かれていました(・・・・当然か・・)