るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

鬼のように読みたい

最近続けてPBを読んでいい気になっている私、野望がますます高まっています。

今までは「どうせムリだろう」とあきらめ吐息をつきつつ眺めていた本。「一冊読むのに、一年くらいかかっちゃうだろうから死ぬまで読み切れないだろう」と思っていた本も、ひょっとしたら1-3ヶ月で一冊読めるかもなんて思い始めると野望が熱望の後押しを受けて指が震えます(笑)

ああ、どんな本でもさくさく読めるようになったらいいのに!

私はファンタジーやミステリーが好きですが、およそ海外のその手の本でシリーズ半ばにして翻訳が止まっているもののなんと多いことか!

3部作の2部まで訳して止まっているものとか、シリーズ40数巻あるうちの2巻だけで終わってるとか、数え上げる暇がありません。そんな中読みたいなーと指をくわえているシリーズ(ミステリー編)

ブラッグ&モートンシリーズ

ビクトリア朝ロンドンのブラッグ部長刑事とモートン巡査のシリーズ。シリーズは18冊ほど出ているのですが、邦訳は3巻目でストップ。たたき上げの武骨なブラッグと、ジェントルマン階級の若者モートンのコンビがいい味出してます。(このシリーズ、原書も絶版になったらしく、さらにしくしくな状況です)

ジョン・ブルの誇りジョン・ブルの誇り
高田 恵子 レイ・ハリスン

東京創元社 1991-04
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・ピット警部シリーズ

ビクトリア朝ロンドンの ピット警部と奥さんのシャーロットのシリーズ。

シリーズは24冊ほど(笑)出ているのですが、日本で紹介されたのは6巻目と16巻目の2冊のみ。

ビクトリア朝ロンドンの階級社会のひずみに浮き上がってくる犯罪を描いたシリーズ。

娼婦殺し娼婦殺し
アン ペリー Anne Perry 浅羽 莢子

集英社 1999-08
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・モンク警部シリーズ

クリミア戦争直後のヴィクトリア朝のロンドン。モンク警部のシリーズ。

シリーズは15冊出ていて、2巻目が訳された後そのままストップ。一巻目の最初でモンクが馬車事故にあいいきなり記憶喪失。自分が誰かもわからない状態でとにかく失職しないために、記憶喪失していないフリをして、事件解決&自分捜しをする(少なくとも2巻目までは)話。

見知らぬ顔見知らぬ顔
アン ペリー Anne Perry 吉沢 康子

東京創元社 1995-09
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サン・シール&コーラー シリーズ

1940年代ナチス占領下パリ

シリーズは12冊出ていますが、3巻目で邦訳ストップ。

戦争中だって犯罪はなくならない。ということで、ナチス占領下のパリで、フランス警察のサン・シールゲシュタポのコーラーが共同で事件に取り組むシリーズ。

同じ犯罪を追う同志でありながら、占領された側とした側で、支配・被支配の関係でもある二人がさまざまな圧力の中で事件を追うシリーズ。

虜囚の都―巴里一九四二虜囚の都―巴里一九四二
J.ロバート ジェインズ J.Robert Janes 石田 善彦

文藝春秋 2001-11
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できれば邦訳が出てくれるといいのですけど、なかなか難しいのでしょうか。しかし自分で読み切れる気がまったくしません。なんだかいろいろ哀しくなってきたぞ...道のり遠すぎで。