るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

Alice in Jungleland

ジャングルの国のアリス

ジャングルの国のアリス





それは1922年のこと、もうすぐ6才のアリスはお父さんとお母さんと小父さんに連れられてアフリカ探検に出かけてゴリラに会ってきました。


結構前に買っていて積ん読だった本。実話。そしてこの「アリス」=「後年のSF作家 ジェームズ・ティプトリー・Jr」。ティプトリーの作品群はご存じない方には読んでくださいとしか言いようがないのですが(未読の方にはぜひ読んでいただきたい)、そのドラマティックな生涯は大野万紀さんの「愛はさだめ、さだめは死」の解説に詳しく載っています。

このジャングルの国のアリスは、アリスの母親であるメアリー・H・ブラッドリーがアリスの目を通した形で、こどもに向けて書いた中央アフリカ探検記です。読んだ印象として、自分の中で一番近いものは「ジャングル大帝のアフリカ」でしょうか。語り口は優しいですが、当時のアフリカにあった危険や厳しさも書かれています。



しかし読んだ後に、キング・コングやらホテル・ルワンダ(まだ観てないけど)やら金色のシルバー・バックやらがごったになってやってきて頭の中が混沌になってしまいました。