るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

もっとEnchanted forest Chronicle

Once upon a time―夢色冒険譚Once upon a time―夢色冒険譚
めるへんめーかー

早川書房 1985-11
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このEnchanted forest Chronicleを読んでいたときに何か既視感というか、思いだしたのがめるへんめーかーさんのこのマンガでした。かつてSFマガジンに連載されたファンタジーです。

森に住む魔女レーデルランは、結婚相手を見つけたい王子サマと王女さまの間をとりもってくれる魔女で(というとビミョウに違うんですが、)、つまり王子さまが「こんな王女さまが良いんです」というと身分、財産、その他希望を考慮して、××ドラゴンに守られている○○姫にしましょうと仲介してくれる訳です。

そんなレーデルランの所にやってきた気だては良いがちょっと(かなり)頼りないヒラリー王子がもう一人の主人公。レーデルランを頼ってお嫁さん探求を始めるヒラリー王子が、いろんなお姫様と巡り会って、という話なのですが、

剣のお稽古もしていて強いお姫さまや、ずっと塔から逃げ出せなかったお姫さまなど、いわゆるおとぎ話にでてくるお姫さまからちょっとズレたおひめさまたちが出てきておもしろいのです。

そして最終話では、ああ、そういう風にすれば良いのかーと目から鱗が落ちるエピソードがあった、今も好きなマンガです。

絶版なのは残念だなあ。