るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

Castle Diary

Castle Diary: The Journal of Tobias Burgess総語数14400語 YL4.5

Castle Diary: The Journal of Tobias BurgessCastle Diary: The Journal of Tobias Burgess
Chris Riddell

Candlewick Pr 2003-08
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[t]:Castle Diary: The Journal of Tobias Burgess [an]:Richard [as]:Platt[an]:Chris [as]:Riddell

ネットでうろうろしていたときにひっかかってきた本。某Pさんに伺ったら既に邦訳を読破済みとのこと。おもしろいですよー とのことでぽちっとなしてみました。

中世の城日誌―少年トビアス、小姓になる (大型絵本)中世の城日誌―少年トビアス、小姓になる (大型絵本)
クリス・リデル

岩波書店 2003-09-06
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[t]:t中世の城日誌―少年トビアス、小姓になる (大型絵本)[an]:クリス・[as]:リデル [an]:リチャード・[as]:プラット

13世紀のイギリス.伯父の城で住み込みの小姓として修業をする11歳の少年トビアスの一年の様子がトビアスの日記という形で描かれています。

当時の食生活や、城砦での生活。中世の封建時代の暮らしぶりが彩り豊かに描かれています。

馬上試合や小姓としての暮らしの他に、当時の農民と領主の関係なども垣間見えるような描かれ方をされておりとてもおもしろいです。トビアス君の可愛がられっぷりもどうかと思うくらい可愛がられてます。領主夫妻からも目をかけられてますし、従兄弟にも目をかけてもらってます。そもそも彼のお父さん-領主の弟がお気に入りの弟だったんじゃないかと思われるふしが(笑)

ってそこまで深読みしてどうするって感じですが、わざわざ城内のConstableにトビアスの弓の練習の初日につきそってやってくれ、我が弟の一人息子だからな、みたいな言い方をしているところとか。

ちびっ子の頃のエオメルとかちょっと妄想してみたりして、楽しい(なんでも指輪に結びつけるのもどうかと自分でも思いますが)

巻末には中世の攻城戦の戦いぶりの様子や武具などについても結構詳しく書かれていて良かったです。

読んでいてYL判定がちょっと難しい本でした。構文などはそれほど難しくはないのですが、名詞が現代の生活ではほとんど使わない単語がぼろぼろ出てくること。

言い回しがちょっと時代がかっている? と思わせる文が多いことから、4.5にしてみました。