るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

Five Roundabouts to Heaven

Five Roundabouts to Heaven44/206頁

Five Roundabouts to HeavenFive Roundabouts to Heaven
John Le Carre

Simon & Schuster (Paper) 2007-07-17
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アセルスタン4巻を読んだ勢いで5巻、6巻に突入しようかと思いましたが、ある意味こちらも勢いで読んでしまわないとそのままになってしまう、という焦燥感に後押しされて、読み始めることにしました。

これはあぁ、結婚生活!」の原作になります。

既にお読みになられたDさんの言に寄れば映画とは結末が違うとのこと。映画の彼らのビジュアルを借りて想像しつつ小説ではどのようにストーリーが展開していくのか読んで行こうと思っています。ある程度勢いで読まないと投げてしまいそうなので精進したいです(^^;)

まず読んでみた感じのYLは8くらい、かな? もうちょっと読んだら大体の印象が固まってくると思います。次の40頁がもっと読みがたければ8.5-9だろうし、ラクになってくれば7.5-8でしょうか。

今のところはアセルスタンシリーズより難しいかな? ペリカン文書とかあのヘンかな? マレイのシリーズとどっちが辛いかなあ? というところです。

そうそうまずは登場人物、名前が違いました。ちょっとびっくり。

主人公 ハリー>フィリップ

主人公の親友でこの物語の語り手 リチャード>ピーター

主人公の妻 パット>ベアトリス

主人公の恋人 ケイ>ローナ

でした。しかしジョンオブライエンだけはそのまんまみたいで(^^;) なぜだろう(^^;)

そしてフィリップとピーターは38才?映画より若いですね。ローナは33才、とフィリップやピーターとの年の差が映画ほどはないようで、そのへん、物語の展開や印象が変わってくるかもしれません。

物語はピーターの回想から始まって、最初からフーダニットではなくホワイダニットなのがわかる展開です。ピーターとフィリップは子供のころ、小学生の頃からのつきあいで、本当に近しくつきあってきた仲でした。二人が19才の頃、フランス語の勉強のため、Orleansのシャトーに同世代のメンバー達と寄宿勉強に参加していて、フィリップとベアトリスはそこで出会いました。

フィリップは子供の頃はイジメられっ子で、跳び箱の中に閉じ込められたせいで閉所恐怖症になっています。大きくなるにつれあまりいじめられなくなったようですが、そう言っているのがいじめていた方のピーターなので実際のところはどうなんでしょう。

フィリップは早くに両親を亡くし、おばさんたちに面倒を見てもらっていました。彼らは悪人ではなく、フィリップに良くしてはいたけれど、彼は必要とするほどには愛を与えられなかったと、ピーターは語っています。

物語は大過去、小過去、現在をいったりきたりして進んでいきますが、第5章で、レストランでピーターがフィリップにローナを紹介されるところまできました。