るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

Anger of God

The Anger of GodYL7.5 総語数 73080語

The Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)The Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)
P.C. Doherty

Headline Book Publishing 1994-03-31
売り上げランキング : 201349

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

The [t]:Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)[an]:P.C. [as]:Doherty

解決編。誰が、どうやってギルドマスターたちを殺害したのか、金塊の行方はどうなったかについて、またもやクランストン卿とアセルスタンのコンビが犯人をがっちり追い詰めます。

(結構なブラフを盾に結構力業で罪を認めさせるのはある意味お約束?!)

犯人退場の際の呪いの言葉は歴史的事実を鑑みるに意味深です。この時代の様子をウィキペディア等でおさらいしておいて良かったかも。

最終章、犯人に告解の秘蹟を授けてきたアセルスタンは追い込まれるようにして、白昼のロンドンの路地でIra Deiと相対することになりました。Ira Deiはフードを深くかぶり声を変えていて正体は明らかではありません。

教会に戻ってきたアセルスタンは、Ira Deiの正体に関してクランストン卿と話をします。

うーん。しかし知らない方が長生きできそうな情報がどんどんたまっていってアセルスタンとクランストン卿大丈夫かしら?

先行きの暗さと不安を脇に置いてラストはちょっとほのぼのな会話で終わりました。

ということで4巻目読了です。おもしろかった!ミステリー部分のてんこ盛り加減も、キャラクターたちの生き生きした様子もとても楽しめました。

単語には苦しみましたが(^^;)、文そのものは簡潔でわかりやすいので文意を取るのにあまり迷いがなく、それで読みやすいんだろうと思いました。

今回は何故かゴーント卿のビジュアルがジェラルド・バトラー氏で浮かびました。ついでに少年王リチャードをハリー・イーデン君とか(「ピュア」の頃のです)王様の教育係、Nicholas Husseyをエドワード・ノートンはどうだろう、なんていろいろ妄想がぐるぐると。妄想だけならどんなゴージャスな配役もできますね。

しかし一方でアセルスタンはクランストン卿のキャスティングはだんだん茫洋としてまいりました。最初は30才頃のDWがアセルスタンに良いかなーなんて思ったんですが、ちょっと雰囲気が違うような気もしてきましたし。

いずれにせよ妄想は楽し(^^)