るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

The Anger of God

The Anger of God94/247頁

The Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)The Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)
P.C. Doherty

Headline Book Publishing 1994-03-31
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The [t]:Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)[an]:P.C. [as]:Doherty

ゴーント卿とギルドマスターたちとリチャード王との会食に出席したクランストン卿とアセルスタン。きじとか鹿とかやつめうなぎとかごちそうがたくさん出て来ます。

そんな中Fitzroyがいきなり苦しみだして倒れてしまいました。

どうも毒殺されたようですが、どうやって毒をいれられたかわかりません。そんなところにIra Deiからの犯行声明(^^;)が。さらになんとギルドマスターたちが供出した金のインゴットが盗まれてしまっていたことも発覚しました。そしてこちらにもIra Deiからの書き置きが残されていました。騒ぎ出すギルドマスターたちとショックで呆然のゴーント卿。クランストン卿とアセルスタンはインゴットを入れてあった箱の鍵を作ったPeter Sturmeyの元を訪れますが、女中と弟子はSturmeyは出かけてから戻ってきていないと二人に告げます。

Sturmeyはもう生きてはいないかもと思う二人。おのおの家に帰る事にします。

教会に帰ったアセルスタン、夜中の訪ないに外に出てみるとなんとIra Deiからの警告が!


またまた殺人は起こるわ、金塊は盗まれるわでたいへんです。アセルスタンの元には怪しげな影も近づいていますし、大丈夫かしら?

今回ゴーント卿がちょっと弱気な所を見せて、ちょっと可愛げあるのね、なんて一瞬思いました。が、すぐ怒るし、クランストン卿とアセルスタンにプレッシャーかけて来るのでやっぱり、いじめっ子だ。(そんな彼のビジュアルイメージは私の中ではジェラルド・バトラーだったりする。似合いませんか?(^^;))子供の頃から知ってるけれどこんなにびっくりしているゴーント卿を見るのは初めて、などと思うクランストン卿。

しかし、アセルスタンは相変わらず天然系で、夜中に教会に帰るところをクランストン卿に橋まで送っていこうと言われるのですが、「大丈夫ですよ。誰が貧しい修道士なんて襲いますか」とすたすた帰ってしまいます。それをこっそり橋まで見守ってあげるクランストン卿、すっかりお父さんと化してますな(^^;)

結局教会でのIra Deiからのメッセージのことを考えるとアセルスタンももう少し自分に降りかかりそうな危険のことを考えても良さそうですが、まあアセルスタンはそういうキャラクターじゃないですしねぇ。

その分周りが気をつけてあげないと。

そうそう、アセルスタンはこの章で、檀家さんに終油の秘跡を取り行うのですが、その折りに彼女にかける言葉がやさしいです。檀家さんたちにも本当に慕われているし、いい司祭さんだなーと改めて思いました。