るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

The Anger of God

The Anger of God129/247頁

The Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)The Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)
P.C. Doherty

Headline Book Publishing 1994-03-31
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The [t]:Anger of God (Sorrowful Mysteries of Brother Athelstan)[an]:P.C. [as]:Doherty

翌日。アセルスタンは教区の子供達を教えて授業中です。週二回、読み書きそろばん+地理を教えてます。いいねぇ。Pikeの息子とWatkinの娘が結婚したいという話になっており、ちょっとしたロミオとジュリエット。若い恋人たちに両親に会って話して欲しいと言われ(説得してくれなのか?)血の雨が降りそうだと思うアセルスタン、苦労が絶えません(笑)

またベネディクタから、悪魔払いをやってほしいとまたHobdenさんが来ましたよと言われがっくり。それでも夜に行くことに。

クランストン卿がやってきて、二人でSturmeyの遺体の所へ向かいます。遺体を引き上げた男(Fisher of menなんて意味はわかりますが、日本語ではなんて訳したら良いんでしょうねぇ。テムズ川の人間引き上げ屋、という感じなのですが)の話によると、川岸をうろうろしている男を見かけた後、悲鳴が聞こえたのでとってかえしてみると、短剣で刺された男が川にはまってた、というなんだか訳のわからない状況です。周りにはだれも見あたらなかったとこのこと。これもまた不可解な殺人事件です。

途中アセルスタンはクランストン卿にIraDeiから警告というか接触があったことを話し、なんで自分にこんな事がといぶしかしがりますが、クランストン卿はあっさりとそれは恐れと追従だなと言います。今一つぴんときていないアセルスタンに、恐れの方は、アセルスタンが、クランストン卿の書記をやっているから追従の方はアセルスタンがサザークの貧しい人たちに慕われているからだ、と言います。そんなばかげてますよ、と顔を真っ赤にしてそっぽをむくアセルスタン。カワイイ(^^)

The Holy lamb of God亭に戻ってきて一息つこうと思っていたクランストン卿でしたが、ゴーント卿のお召しでそれもかなわず。

ゴーント卿は既にSturmeyが殺された事もアセルスタンにIra Deiからの接触があったことも知っていました。そしてアセルスタンにIra Deiからの接触に応えて(そして内通しろ)というような事をほのめかすじゃなく結構強く言われます。動揺するアセルスタン。いやそれムリというか無茶ですからゴーント卿。激高するクランストン卿を尻目に、ゴーント卿は、「何も王や、Ira Deiとかいうものや、そなた自身の良心を裏切れというのではない、そもそもIra Deiだってアセルスタンの事をカンペキに信用することはないだろう、ただ。Ira Deiはアセルスタンに接触してきたのだし、何か手の内を見せるかもしれないのだ。りんごの木をゆすれば何か良いものが落ちてくるかもしれないと言うではないか」、と言葉巧みに(笑)言ってきます。

アセルスタンは返事をしないままゴーント卿の所を下がりました。

そして気持ちを切り替えて今度は悪魔払いの方へ。クランストン卿は15年前にちゃんとした悪魔払いを見たことがあるそうです。彼が経験したものはなんだかちょっとおっかない話でした。

インチキなトリックと本物の闇の力の違いはわかっているつもりだよというクランストン卿は、

でも頼りになりそうです。

しかし全然解決の糸口も見つからない間にまたもやアヤシイ殺人だし、ゴーント卿はロンドン市内にいろいろ細作をおいているようだし、あと半分でどう収拾がつけられるのかしら。

おもしろくて良いんですけど、読書スピードが読みたいスピードとかけ離れているのが辛いですね。

このアセルスタンのシリーズ、私の読書速度は辞書をひきながら、90-120分で30-40頁くらい。自分の中では楽しく読めるぎりぎりの速度です。これを下回ると、進みの遅さが辛くて投げてしまいます。本当は一時間で30頁くらい読めると良いのですが・・・・・・。