るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

あぁ、結婚生活



あぁ、結婚生活、観てきました。私の住まう地域でも上映はされる模様なのですが、公開時期「冬」といういささかアバウト且つ遅い上映なので、早く大画面の彼に会いたいと行ってきました。
こちらはパンフレットと、先着100名様にプレゼントだった、「クレイジーペッパー」。結婚生活のスパイスって事なんでしょうか??

以下ネタバレにやや抵触する感想です。


あらすじ:結婚して娘も孫もいるアレン夫婦、外からは仲の良い夫婦に見えていますが、夫ハリーは妻パットに対してもはや愛情を失っており、二年前から、若く美しい戦争未亡人のケイとつきあいはじめていました。
それを親友のリチャードに打ち明けるものの、そのリチャードはケイに一目惚れ。
ハリーはパットと離婚したいと思うものの、彼女を離婚によって苦しめる事もためらわれ、いっそパットを殺害しようという気持ちにいたります。
ハリー、リチャード、ケイ、パットのそれぞれの思惑とお互いに対して抱える秘密が絡み合っての行き着く先はどうなるのか?


鑑賞後感がかなりさわやかだったのが意外でした。私はもっとブラック&ビターエンドになるかと思っていたので、あれー? みたいな(^^;)
基本的にケイは若いアイドルなお嬢さんな感じで(一応未亡人ではあるけど)毒やトゲはあまりないキャラクターなんですが、それに絡む男性二人が、結構じたばたもたもたしていて、おいおいおいおい、という苦笑が漏れてしまいました。なんかいろいろバレちゃうのでは? とか。かえっていわるゆる悪女タイプよりもこういう普通の女の人の間に挟まれてしまうほうが男の人は動きがとれなくなってしまうかもねぇとちょっと思いました。
しかし離婚するより毒殺しようとする、というのはやはり、自分が悪いのでなく、「自然に死んだように」見えてくれたらという願望の現れなのかしら? いかに1949年とはいえ今まで健康だった女性が急に死んで若い女性とのつきあいがあったら夫が疑われると思うのですが。ちなみに、Dさん情報によれば原作とはラストが違うとのこと。これはやはり原作も読んでみないとですね。




さて気になるDWですが、予告編通りのカンペキな間男ぶりでした。パットとの密会をリチャードに見つかってすぐの、あの間の悪いなんともいえない空気の醸しだしっぷりは最高でした。造形もハンサムさんだったし。しかし相変わらずの年齢不詳ぶりで、パット役のPatricia Clarksonより10才くらい年下に見えてしまってちょっとツバメ風(^^;)
一番笑ったのはハリーの帰宅に慌てて夜中の庭を逃げ出していく後ろ姿で、あー、もう何やってるんだか(^^;) でした。
そしてラストで何事もなかったかのようにアレン夫妻のパーティに呼ばれてるし。ジェスチャーゲームみたいなのをやっているところはBetter than sexを思い出してしまいました。


しかし何故DWがこの映画に出たのかはちょっと不明。彼でなければいけないという役な訳ではないような気がするので。たまたま監督が気になっていたところに一本釣りされたのかしら?