The Dark Tide 5774/8687
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10-11章
その夜は結局サンタ・バーバラ泊まり。次の日もう一度Dan Haleを訪ねる事になりました。
再訪問すると、驚いた事にDan Haleは昨晩亡くなったと伝えられました。
帰りの車中でまた気まずい状況に陥る二人。それでも捜査を続行してもらうことになります。
そしてHenry Harrisonと面談することを決めました。
ジェイクとエイドリアンの関係が揺らぐ章、というかどうも不安定ですねぇ。お互いがお互いを求め合っているとは思われますが、ジェイクは自分のせいでエイドリアンが撃たれて死にかけた、という負い目があるのと、LAPDを辞職して経済的に余裕がない、という立場で辛いし、エイドリアンは悪意なくジェイクのプライドとアイデンティティを逆なでするような発言と行動をとっちゃうし。
Dan Haleの死は都合良すぎるような気がしますがそのあたり伏線なのか? 次章でお葬式に参列して誰がHaleをサポートしていたのか(家族がいない彼が、サンタ・バーバラでホームに入れるような経済的支援を誰から受けていたのか??)伺う予定の様子。
エイドリアンのお母さん、末の義妹のエマ、エイドリアンの3人でエマのための馬を買いに行くシーンがあって、そこで「そういえば どうして自分は 「リサ」と呼ぶのかな? 「母さん」でなく」となにげなく問いかけるシーンがあるのですが、お母さんは、リサと呼ばせるように教えたのは亡くなったエイドリアンのお父さんで、その抑揚がお父さんそっくりだった、というくだりにちょっと小公子を思い出しました。
あれも、たしか夫を亡くして失意の中にある母親に対して「お父さんが呼んでいたように」呼んであげるんですよね。私が読んだ日本語訳では「大好きなママ」とか訳されてあってあまりぴんとこなかったけど。
しかし話がどう転ぶかわかりませんが「ナチの財宝」とかいう話が出てきてエイドリアン同様、読んでいるこちらも「はぁ???」って感じです。