るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

祝! コララインとボタンの魔女 日本公開

映画は去年の2月にアメリカで公開された作品です。去年原作を読んでとても気に入って、日本でも公開してくれないかなー、と指をくわえて待っていたのですが、それがついに来月公開! 楽しみです。

主人公はコラライン・ジョーンズで、古い大きな家に引っ越してきた彼女が、レンガでふさがれたドアを見つけるのですが、ある夜、そのドアの向こうがレンガではなく、別の世界へ通じていることがわかります。
別の世界はもともとの世界と同じようですが、微妙に違っていて、別のお母さん、別のお父さんもいるのですが、彼らの目はボタンです。彼らは、コララインにこちらの世界にずっといてほしいこと、こちらの世界にずっといるためには目をボタンにつけかえなかければいけないと言います。
ボタンの魔女とのゲームとりひきとか、とらわれたこどもたちとか 緊張感の漂うファンタジーで読みながらどきどきしました。
作者はニール・ゲイマン。スター・ダストや、Graveyard bookを読んだ時も感じたのですが、彼はイギリスの作家、といわれると「納得!」というところがありますね。
いびつに歪んだ別の世界観も、決して人間ではない魔女も、なんというかイギリスの伝承や児童小説の流れを汲んだ末にあるという印象です。
たとえばグリーンノウの魔女や、ハウルの荒れ地の魔女のように、なんだろう、「邪悪」なものが凝りかたまってできあがった存在である魔女というか。皮膚の下がうつろな存在というか。
物理的な暴力の怖さではない怖さがひしひしと感じられますね


日本公式サイトはこちら:コララインとボタンの魔女




youtube にあったアメリカ公式サイトのトレーラーを貼っておきます。




結構怖そうですがおもしろそうです!

原作はこちら

コララインとボタンの魔女

コララインとボタンの魔女