A Wind in the Door121/237
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第4-6章
翌朝、メグは牧草地に出かけました。そこにはProginoskesがいて、昨晩の事は夢ではなかったと再認識します。課題のために何をしなければいけないか? と考えるProginoskesとメグ。Proginoskesは、メグが自分と組まされたということは、メグも自分と同じく「Namer」なのだろうと言い、Namerは人々がそれぞれ何であるか、何であるよう運命づけられているか知るものである、と言います。
メグはProginoskesに、昨晩なぜか牧草地にいたジェンキンズ校長の話をしますが、Proginoskesはそれは本物のジェンキンズ校長ではなくEchthroiだろう、と言います。Echthroiは破壊者、殲滅者で、Echthroi とは戦と憎しみを起こすものであり、彼らの武器はun-Naming、だといいます。なぜなら、誰かがある人を、良く知れば、真に理解すれば、憎しみは必要ないからです。子供たちの父が政府に呼ばれている、銀河から空を裂くように星が消えている事の原因も、チャールズの具合の悪さの原因もEchthroiがかかわっているとProginoskesは言います。
このことは課題と関わっている、とメグと姿を消したProginoskesは小学校へ行きます。小学校では三人のジェンキンズ校長が現れ、この三人から真のジェンキンズ校長を見いだす事がメグの課題だと言われます。
三人それぞれの言い分から、メグは真のジェンキンズを見いだしました。
難しくなって参りました(苦笑) 用語も普段の英語には見られないものが出てきますし、なんかある部分禅問答的な部分も出てきて、「・・・この解釈でいいのかな??」となんだかはてなマークがいっぱいです。 Proginoskesが言うLoveは、愛おしむLoveではなく、「深く理解する」、という意味合いなのかな? とか。
EchthroiというのはEchthros (Ἐχθρός)の複数形で、ギリシア語で「敵」という意味だそうです。エクスルース。ああ、だからお父さんは「ギリシャ文字」で最初の3文字を示したのか。
メグとProginoskesの間で行われるkytheは古スコットランド語で"to make visible." だそう。wikiに「マデライン・ラングルの小説ではテレパシーと似たようなもの」と解説されていました。
50年読み継がれた児童SFなおかげでかはてな? と思う用語はネット上で何かかにかの説明を得ることができるのでまあよしとして進めて行きたいと思います。