るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

サバイバー

そもそものはじまりは去年の夏でした。旅行で泊まったペンションのオーナーが帰りがけにカブトムシを一つがいプレゼントしてくださいました。その方はペンション経営の他にご近所の養カブトムシ場を手伝っているそうで、宿泊の記念にとくださった。それを家に連れ帰った訳です。で、秋口にそのつがいは死んでしまいましたが、ものぐさな私は飼育箱をほったらかしにしておいた。いくらなんでもそろそろ片づけないとまずかろうというような顛末を職場で話したら、先輩がひとこと。
「あー、でもつがいだったんなら卵生まれてるかもしれませんよ。ただ捨てる前に調べた方がいいかも」
・・・ホントですか? そんな簡単に卵なんて生まれるもの?? 
半信半疑で飼育箱を探ってみたら・・・本当でした。既に幼虫になってもぞもぞ動いている白色半透明のいきものが。大小とりまぜて30匹ほどのカブトムシの幼虫が飼育箱の中でうごめていいました。なりゆきのまま飼育することに。これが全部成虫になったらものすごいかも!! と異様にもりあがる私以外の家人。寒さの冬を越し、春、夏ときて、結局無事に成虫になったのは上の写真の1匹だけでした。ごめんなさい、もっとちゃんと管理したらもうちょっとの数生き延びたかなあ。実は幼虫の頃よりもさなぎ直前〜さなぎ頃にばたばた死んだようです。湿度と温度管理がうまくいかなかったみたいです。土に黴が生えてしまったりとか・・・
まあとにかく幾多の危ういターニングポイントをクリアして地力で生き延びたという感の強いこのカブトムシ。今日も虫ゼリーをがつがつ食べています。長生きしてね。