A Dangerous ThingYL6-7 総語数約60000語
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せんに読んでなかなか楽しかったFatal Shadow ― 書店オーナー兼ミステリ作家のエイドリアン・イングリッシュが主人公のゲイ版コジーミステリ ― の続編、A Dangerous Thingが届いたので早速読み始めました。
ジェイク(リオーダン刑事のファーストネーム)との仲が進展しない(ジェイクはバイであることが一巻中で明らかになっています)のと、2作目の原稿が進まないのでイライラの二乗になっていたエイドリアンは、休暇と原稿のためにお祖母ちゃんの残した牧場へ。
行ってみたら死体は転がってるわ、慌てて保安官を呼んで戻ってみれば死体はなくなってるわ、土地の管理人はトレーラーハウスを残したまま失踪してるわ、土地内で勝手に大麻は栽培されてるわ、地所内で偽造された承諾書を持って、昔の鉱山遺跡を再建しようとそっちこっち掘り返している考古学者たちはいるわ、ジェイクに相談しようと電話したら電話口の向こうに女性の声が聞こえるわ、管理人のトレイラーを訪ねたら後ろからぶん殴られるわで、エイドリアン受難の牧場ライフです。
なんだかんだで休暇をとって牧場にやってきたジェイク。二人の間が落ち着いたのは良かったけれど、別の死体を発見してしまうわ、ガラガラへびに咬まれそうになるは、保安官から容疑者扱いされるは、ライフルで襲撃されてジェイクはケガしちゃうは、いやもうエイドリアン大変。
誰が? 一体何のために? を求めて話が進む進む。イッキ読みしてしまいました。
YLは前作と同じくYL6-7くらい(多分)。古い金鉱山と町設立に関するエピソードや、ネイティブ・アメリカンの伝説などうまく絡められて、前半で貼られた伏線もきちんと納められてミステリ的にも満足な一冊でした。前作同様、その手のシーンは入ってますのでご注意を。
やっぱりミステリはpageturnerというか、誰が、いつ、何のために、どうやって、が知りたくてがーっと勢いで読んでしまいました。ゲドの方はじっくり読み進み中。じっくり読みと途中微妙に跳ばしてもがーっと読みと組み合わせるといい感じです。腰を据えつつゲドを読んで、平行してJQやJAのかっ飛ばし読みをする、なんてのもいいのかも。できるかなー