るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

The Seeing Stone

The Seeing StoneYL 4.5 総語数9077語

The Seeing Stone (Spiderwick Chronicles)The Seeing Stone (Spiderwick Chronicles)
Tony DiTerlizzi

Simon & Schuster Childrens Books 2003-08-04
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The [t]:Seeing Stone ([t]:Spiderwick Chronicles)[an]:Tony [as]:DiTerlizzi[an]:Holly [as]:Black

スパイダーウィッククロニクル2巻目。

一巻目では、”おかしくなった”ルシンダ大おばさんが病院にいった代わりに、離婚して行き場のなくなった、グレイス一家(母+3姉弟)がルシンダ大おばさんの古い家に引っ越し。13才姉と9才双子弟の姉弟ですが、双子の片割れジャレッドは、妖精たちがこの家界隈に存在することと、ルシンダ大おばさんの父親、アーサー・スパイダーウィック氏の秘密の図書室、彼が書いた妖精のフィールドガイドブックを見つけました。2巻目では双子のもう片割れサイモンがゴブリンにさらわれてしまいます。ジャレッドは家付き妖精のブラウニーである、シンブルタックからもぎとったSeeing Stone(邦訳では魔法の石)で、姉のマロリーと共にサイモンを探しに出かけますが・・・


ケルト民話なんかもそうですが、フェアリーというのがいわゆるディズニーのティンカーベルみたいなものとは別もので、日本で言うカッパとかの妖怪みたいな存在で、それらが暮らす世界も、人間の世界と重なりつつもどこか「異界」であって、そちらに取り込まれるとなかなか戻ってこられなくなる、交わされる契約は非常に厳しく運用され、命やそれとほぼ等価のものと引き替えに果たされるものも少なくない、という世界観は、割と好みです。


それにこの姉弟がいかにも普通の姉弟でそのへんもいいなあ、と。仲が良いんだか悪いんだかわからないような仲、というか、姉の横暴さとか、弟のすね具合とかリアルです(^^)