The Ruby in the Smoke /43/230頁
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主人公は16才のサリー・ロックハート。海運事業の経営者だった父親の船が、南シナ海で沈み、死亡、その後届いた不可思議な手紙を発端にサリーの人生は大きな転換の時を迎えようとしていました。
時代は1872年のイギリスです。 母を幼い頃にインドでなくし、その後父に育てられたサリーはしかし財産もなく、この先の暮らしをどうするか、遠縁のキャロライン小母の厳しい対応をしのぎつつ、考えていかなければいけないし、手紙の謎についても考えなければいけません。
そんなサリーの所に、Marchbanks氏から手紙が届き、それにはインドの反乱に関係があり、とてつもなく貴重な品物があり、サリーの身に危険がせまっている。早く詳しくお話したいのでこちらに来て欲しいと書かれていました。
請われて出かけた先ではしかし、恐ろしい敵、Holland夫人の存在があり、詳しい話を聞くこともできずサリーはMarchbanks氏の日誌を渡され後は追い立てられるようにMarchbanks氏の家を出ることになりました。
その後帰り道でHolland夫人に後をつけられ、またようやくまいたと思ったらロンドンに帰る途中の列車の中でその日誌を盗まれてしまいました。
この先サリーはどうすればよいのか途方にくれます。
今度はフィリップ・ブルマンのヴィクトリアン・ミステリー(といっていいのかな)を読み始めました。
「マハラジャのルビー」どいう題で既に邦訳が出ています。
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主人公は16才の女性で、ヴィクトリア朝のイギリスを舞台に彼女の冒険譚が物語られるという作品です。
読み始めた印象は、「昔のモノクロのサイレント映画」で、静かなのだけれどにぎやか、という印象を持ちました。同じビクトリア朝でも、キャット・ロイヤル(ジュリア・ゴールディング)のシリーズとは随分雰囲気が違いました。
なんだか馬車の影からリリアン・ギッシュでもでてきそうな雰囲気のお話です。
先が知りたくてさきへさきへと読み進めることができそうでうsす