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第9章
Kathleen
KathleenはNellとの夕食が、出だしは良かったのに、果樹園での何か超自然的な雰囲気にのまれ上首尾には終わらなかったことを思いかえします。そして妹や友人に電話をしようとするのにつながりません。
明けた日の月曜日、図書館はお休みですが、Graemeとその米国からやってきたいとこAshleyに図書館・博物館ツアーを案内していたので、そのために図書館へ。
倉庫部屋で3人は、図書館を建てた街の有力者、Wall家の出のEmmeline Wallの絵を見いだしましたが、Kathleenはこれが収蔵リストにあったかどうか覚えがありません。
その絵はアップルトンの港を描いたものでしたが、ヨットやカヌーやバイキングの船が一堂に会したファンタジックな絵でした。またAshleyは図書館内で、小さなりんごの木の細工を見つけ、Graemeはそれはアップルクイーンの賞品だと言います。
これも図書館であった筈のないものでKathleenはAshleyが倉庫から勝手に持ち出してきたのではないかと考えます。
図書館に戻った3人はEmmeline Wallの私版画集を見ることにします。その本は「Doorways」という題名がつけられ、彼女が16才の時に描かれたものでした。
KathleenとAshleyは才能にあふれたEmmeline Wallの絵をなぜ飾らないのだろうと言いますが、Greameは、未婚の母で、若くして自殺したEmmeline Wallの絵を飾るのを好ましくないと考えた人たちがいたのでないかと、二人に教えます。
うーむ。そろそろ家系図を書いた方がいいかも・・・