The Silver Bough243/337頁
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13章
Mario
マリオは港にやってきましたが、いつもの閑散とした様子とは違ってにぎやかです。
そして海上タクシーやボートに混じって、海賊の格好をした怪しい男や、頭をそり上げた女性など異相な人々を目にしてとまどいます。麻薬の取引かなにかなのかもと、マリオは港を慌てて後にし、少し離れた浜辺の方に行くと、海から上半身をあらわにした女性が出てきてマリオを誘います。
海に引き込まれかけたマリオを押しとどめたのは、街の郵便配達人のGraemでした。Graemはあれは人間ではなく人魚だといい、何かがこの街に起こっていると言います。
14章
Ashley
墓場でAshleyはRonanから彼が妖精界の父親とWall家のEmmelineから生まれた半分人外のものであること、そのため、年不相応の見かけをしていること。母親はRonanの祖父によって無理やりこちらの世界へ戻されたが、それを望んでいなかったこと、母親は自殺したことになっているが、海に落ちて死体があがっていないので、妖精界へ帰ったのであろうことを話しました。
現在、Ronanがアップルトンに戻ったことで(特別のりんごが熟したこともあってか?)向こう側とこちら側の境が曖昧になっているようで、向こう側からこちらへいろいろなものたちが現れています。
Ronanは恋人たちが特別のりんごを分け合うことでその二人の心からの願いが叶うといい、自分は向こう側の世界へ帰りたいのだと言います。
だんだん話のもつれた糸が見えてきました。
しかしそれでは50年前になぜRonanはEuphemiaにお願いして向こう側へ戻らなかったんでしょう。
お互いに愛情がなかったから?? そのときはまだ戻るつもりはなかったから?
「二人の願い」でなければならないから??