るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

When You Reach Me

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When You Reach MeWhen You Reach Me

Wendy Lamb Books 2009-07-14
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[t]:When You Reach Me[an]:Rebecca [as]:Stead

Salが知らない男の子から殴られて以来、SalはMiarndaを避けるようになり、MirandaにはAnnemarieという女の子とColinという男の子の友達ができます。3人ははハンバーガー屋でのバイト(とはいっても昼休みの手伝いで、報酬はサンドイッチと飲み物)を始めます。新しい関係を気付き始めた中、MirandaはSalを突然殴った男の子、Marcusと話をするようになり、タイムマシンの可能性や、時間というものについて話すようになります。そんな中、Mirandaの手元には不思議なメモが届くようになります。

学校での同級生との関わり、母親(とそのボーイフレンド)との暮らしなど、生活環境からくる人たちとの関わり、前二つとは別のMarcusや、通学路の途中で見かける老人Laughing manとの関わりが絡み合いながら話が進んでいきます。

時代は1970年代後半です。12才は親がらみの人間関係より、自分自身の友達関係への比重の方が高くなってくる時期ですね。友達への嫉妬、気になる男の子など含めローティーンの微妙な心理などがちらほら見え隠れしています。

この話はMirandaが読者には(そしてMiranda本人にも)その正体がわかっていない、"You"に対しての手紙を書くと言う形で書かれています。

手紙の相手は謎のメモの書き手で、このメモに、起こった事について忘れないうちに手紙に書いてくれ、とお願いされるのに答えて書いているのですが、「思い出して手紙を書いている時間」「実際にあった過去」が混ざりながら進むのでちょっと混乱しがち。

たぶんタイムパラドックスが絡んだ話になるのだと思いますが・・・