るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

Oranges and Sunshine

デイヴィッドの出演映画、「Oranges and Sunshine」ですが、4月1日イギリス公開、4月21日オーストラリア公開ということのようです。トレイラーが出てきました。
こちら。

http://www.guardian.co.uk/film/video/2011/feb/07/oranges-and-sunshine-trailer-video

「Oranges and Sunshine」は英国のソーシャルワーカー、マーガレット・ハンフリーズさんの、「Empty Cradles」(邦題:からのゆりかご―大英帝国の迷い子たち)を元にした映画です。テーマは英国の児童移民です。

からのゆりかご―大英帝国の迷い子たち

からのゆりかご―大英帝国の迷い子たち

  • 作者: マーガレットハンフリーズ,Margaret Humphreys,都留信夫,都留敬子
  • 出版社/メーカー: 日本図書刊行会
  • 発売日: 1997/07/01
  • メディア: 単行本
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この本を読みましたが、なんとも重い、やるせない気持ちになりました。
送り出した側の英国も、受け入れた側の国もそれぞれの思惑があって、推進された児童移民ですが、弱い立場の子どもたち(孤児だったり、親元で育てがたい状況だったり)が、口当たりの良い言葉で送り出され(良い家庭で大事育てられるから、とか)、実際は労働力として消費されたり、劣悪な環境の児童福祉施設で虐待を受けて育つような事になってしまった。

家族を奪われ、自らのアイデンティティを失ったまま育った元移民児童たちに、失われたものを取り戻す手助けをするマーガレットさんの真摯な姿は本当にすばらしかったけれど、政府側の「こんな事が起こった筈がない」という情報隠蔽の姿勢が薄ら寒いというか怖くもありました。

映画でどんな風に描かれているのか、ぜひ大きなスクリーンで、日本語字幕で見たいものですが・・・

トレイラーではデイヴィッドが結構映っていて嬉しい、とかヒュゴさんもステキとか、ミーハーファン的側面からも楽しみなので、ぜひぜひ日本公開をお願いしたいです(^^)。