Twelve Days of Winter: Crime at Christmas 134/1834
Twelve Days of Winter: Crime at Christmas (short stories) Stuart MacBride Harper 2011-12-12 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools [t]Twelve Days of Winter: Crime at Christmas (short stories)[an]Stuart [as]MacBride |
1:A Partridge in a Pear Tree
Bill PartridgeはDillonに、木曜日までに1300ドルの借金を返す(か、両足を痛めつけられた上で1月15日まで期限を延長してもらう)変わりにとある屋敷に忍び込み絵を盗み出す事を承諾しました。
Andy "Twitch" Mackeyを相方に、屋敷外のカシの木をようやっと登り屋敷に忍び込みましただ。ダイニングルームにあった絵には" The Pear tree by Claude oskar Monet 1907 とあり、Billはその絵にひどく魅了されます。どうにかしてDillonを出し抜きこの絵を自分のものにできないかと夢想しているところに屋敷の主人が侵入者に気付き、追いかけてきます。二人は慌てて逃げだそうと最初に侵入した窓へ向かいます。先に木に移ったTwitchに向けて絵を放り投げるBill。絵は途中で枝にひっかかり袋も破れて絵がむきだしになってしまいます。木に飛び移ろうとしたBillはしかし、幹にとりつくのに失敗し、木を飾っていた電飾のコードが喉にからまりそして・・・
クリスマスまでもう少しあるのでもう一作ということで日にちも良い感じなのでこの本を選んでみました。
荒野のホームズを書いたホッケンスミス
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のクリスマス短編集:Naughty: Nine Tales of Christmas Crime
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と迷ったのですが、12日ぎりぎりあるのでこちらに。
作者のStuart MacBrideは邦訳が一冊出ていてこちら。
花崗岩の街 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) スチュアート マクブライド 北野 寿美枝 早川書房 2006-03-15 売り上げランキング : 895779 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
実は未読(^^;)警察ものを書いている方のようですが、amazonの書評など見ると dark humorとかdarkk subjectとかいう単語が出て来るのでそういう作風なのかも。(ちょっとしまったか?!)
今回の短編集は題名からして、12 days of Christmas:「クリスマスの12日」のもじりですね。1日目はやまうずら、2日目は二羽のきじばととやまうずら 3日目は3羽のめんどりと二羽のきじばととやまうずら、という奴。
1作目のA Partridge in a Pear Treeはそういうオチかよ! ってブラックな落ちでした。この詩のPartridgeはキリストの暗喩という説もあるそうで、そうだとするとBillyがアレなのはそういうイエス・キリストが磔刑にあったところ(英語ではHung on the Cross のようなので)ともひっかけてるということなのかな?
とりあえず気持ちが持つうちはがんばって読んでみます。