るるむく日記

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夏目漱石没後100年企画展「漱石文庫〜文豪が遺した創作の背景〜」

東北大学付属図書館で、
夏目漱石没後100年企画展「漱石文庫〜文豪が遺した創作の背景〜」
夏目漱石没後100年企画展「漱石文庫~文豪が遺した... | プレスリリース | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-

を開催していたので、ふらっと立ち寄ってきました。
大学の図書館、今は土日も解放されてるんですね。
今年は漱石没後100年(そして来年が生誕150年)東京でも記念企画がいろいろされているようですが、仙台でも!
寡聞にして知りませんでしたが、漱石の旧蔵書、日記・ノート・試験問題・原稿等の自筆資料、その他漱石関係資料等は、当時東北大学附属図書館長で、漱石の愛弟子でもあった小宮豊隆の尽力によって、早稲田の漱石山房から、仙台の東北大学に譲渡されたのですね。
早稲田界隈は太平洋戦争の空襲で、焼かれてしまったので、仙台に蔵書が譲渡されたので戦火を逃れることができたそうです。
(詳しいことはこちらのページ、漱石文庫について
図書館のエントランスには先生と僕を描かれている

香月ゆらさんの、漱石文庫にゆかりの深い4コママンガが展示、また香月さんの原画による漱石先生の等身大パネルもおいてあって気さくな雰囲気でした。
東北大学付属図書館の企画展紹介ツイート 、香月さんのツイート )
そして展覧会本展は、貸した本の書き付けや、日記、講義の筆記断片、幾何学の答案、水彩画、俳句、友人にあてた手紙、家族へあてた手紙、書き込みのされた蔵書など、どれも当時の知識人、文化人、だった漱石のいろいろな面を見ることができてとても興味深かったです。
来年の秋にメディアテークで、生誕150年の特別展を行うようなので、そちらも楽しみです。
漱石文庫グッズもいろいろ販売されていました。また今回、東北大学図書館と、在仙の和菓子店、白松がモナカ本舗で共同企画した、漱石文庫」オリジナル羊羹もあるとのこと。こちらは漱石の好んだ紅茶とピーナッツ味の2種類で、パッケージは本学が所蔵する「『吾輩は猫である』初版復刻本」と「漱石土井晩翠に送った絵手紙」をモチーフだそうで、見かけたら買ってみようかな? と思いました。