るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

キリン読み?

Auggie Wren's Christmas story:Paul Auster:2300語くらい

Collectors:Raymond Carver:2000語くらい

翻訳夜話
村上 春樹 柴田 元幸

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の中で、村上春樹柴田元幸が同じタイトル競訳という企画があって、二人がそれぞれ訳した文と、原文が載っていた、その原文を読んでみました。(もちろん邦訳分も続けて読みました)あー、さすがに難しい(^^;) このレベルだと、普段読むスピードで読むとただ英単語をずるずると字面だけ読んでいて、文章としての意味が頭の中でうまく立ち上がってきません。語彙も構文力もついていっていないんだろうなあ。スピードを落として読むとちょっと良い感じではありますが、ページにして1作品につき7頁ほどだから読み切ったものの、このレベルの長編だったら読み切れるかどうか。もっとも長編であれば、読んでいるうちに前後関係で読みとれる部分も増えてくるから案外ラクになってくるのかもしれませんが。このへんの文章のよみやすさレベルってどれくらいなんだろう・・・

この翻訳夜話、とてもおもしろかったです。翻訳者とテキストの間の距離感とか、「翻訳」という事そのものについての二人の見解とか。「移し替える」ことってやはり奥が深いです。

続編のこちらもおもしろかった。

翻訳夜話2 サリンジャー戦記
村上 春樹 柴田 元幸

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