るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

The Falconer's Knot

The Falconer's Knot76/297頁

The Falconer's KnotThe Falconer's Knot
Mary Hoffman

Bloomsbury Publishing PLC 2008-04-07
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The [t]:Falconer's Knot[an]:Mary [as]:Hoffman

シルヴァーノとキアラがそれぞれ身をよせた修道院は教会のフレスコ画の彩色のための顔料を調整しており、二人はそれぞれそこのお手伝いをすることになりました。

アッシジから画家のシモーネ・マルティニがやってきて顔料を注文。教会は顔料を準備することを約束し修道院からはシルヴァーノと、Color masterってなんて訳せばよいんでしょうね、その顔料作製の責任者であるブラザー・アンセルモ、女子修道院からはキアラとシスター・ヴェロニカがアッシジへ運んで行きました。シモーネ・マルティニはサン・フランチェスコ聖堂下堂で「聖マルティヌスの生涯」を描いている途中。シルヴァーノに壁画について解説してくれます。

さてこのシモーネ・マルティニは実在の画家で、サン・フランチェスコ聖堂下堂の「聖マルティヌスの生涯」も実在のものなんですね。

本の最後にあったHistorical noteにシモーネ・マルティニは実在の画家とあったのでグーグルで検索したら出て来ました。

おかげで今ひとつピンと来ていなかった絵や宗教的なあれこれに納得がいきました。

アッシジから修道院に帰ってみると、グッビオの裕福な商人ウバルドが教会に来ていました。

彼は商談のためにアッシジを訪問し、その宿を修道院に求めたのでした。

そのウバルドが部屋で剣で刺されて殺されているのが発見され、修道院は大騒ぎになってしまいました。


ウバルド殺害につきなんだかやたらアヤシイ、動機もありそうな人がいるのですが、この人なのかな??犯人は? そんな簡単で良いんでしょうか?

一方でシルヴァーノにかかった嫌疑はまだはらせていません。こちらも怪しそうな人が。



この話は、シルヴァーノ視点、キアラ視点、シモーネ・マルティニ視点、シルヴァーノの故郷で、シルヴァーノの友人、ジェルヴァッジオ視点、ウバルドの妻、イザベラ視点、シルヴァーノが想いを寄せていた人妻アンジェリカ視点と、時間空間がやたら飛ぶので結構ごちゃごちゃしますね。

わかりづらいって事はないんですが。