るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

The Falconer's Knot

The Falconer's KnotYL5.5 総語数76000語

The Falconer's KnotThe Falconer's Knot
Mary Hoffman

Bloomsbury Publishing PLC 2008-04-07
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The [t]:Falconer's Knot[an]:Mary [as]:Hoffman

第2の殺人が起こり、修道院長はフランシスコ会総長を呼び事態収拾を図る決断をしました。

このときの総長はチェゼーナのミケーレ(読んでいる時は気がつきませんでしたが、「薔薇の名前」にも出て来たヒトでした)。

ミケーレは修道院で修道士たちを問いただし、罪を犯したものはその告白をするよう命じます。

一番の容疑者はアンセルモ修道士で、シルヴァーノはやきもきします。

その後修道院で起こる第3,第4の殺人。犯人は? その動機は? とスリリングな展開が続きます。

以下ちょっとネタバレ

話は進み、シルヴァーノの方は真犯人がみつかり、嫌疑が晴れ、また修道院の殺人者も明らかになりました。

そして最後は大団円です。



ということで読了しました。第4の殺人とアンセルモ修道士が犯人のめぼしがついた! というあたりまでのもりあがりは非常に良かったのですが、その後の収拾のつけ具合がちょっと肩すかしな感じがしました。

最後の大団円もうーん悪くはないんですが、ミステリ的にはあれー? という感じ(^^;)

修道院の雰囲気や宗教画の制作の描写は良かったし、主人公サイドのキャラクターも可愛らしくて良かったんですけどね。

とあるネタ的にカドフェルのシリーズのものとかぶってるのがあってちょっとニヤっとしてしまいました。