るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

The Poet

The Poet100/510頁

The PoetThe Poet
Michael Connelly

Warner Books 1997-01
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The[t]: Poet[an]:Michael [as]:Connelly

ジャック・マカヴォイとは一転して、3章、7章で、William Gladdenというペドフィリアの男の話が挿入されてきました。

こちらの話がジャックの話とどうつながっていくのか不明。

ジャックはデータベースから警官の自殺のニュース記事をピックアップしてもらいましたが、その中に、

シカゴのある警官が、殺人事件の捜査中にポーの詩の一節を遺書として自殺したというニュースを見つけ、ショーンの死との関連に気がつきます。

そしてショーンの死は自殺ではなく、殺人ではないかという疑いを強くし、その線に沿って、遺体発見者に話を聞き、ショーンの死体があった警察車両を確認し、それを確信に変えました。

自殺として処理されたショーンの死は再捜査にかかることが決まり、ジャックはシカゴに飛んでさらに調査することにします。

双子の ― 一卵性双生児の兄弟、ということがかなり強くジャックに影響を与えているような印象です。彼の死はすなわち自分の死でもある、と。

ショーンの死の受容のために、記者として彼の死をstroyにしないと、彼をちゃんと葬ったことにならないと考えているんですね。

生きている頃はあえて違う世界をめざした二人で、外見も雰囲気も違うけれどやっぱり同じところがある。

高校卒業するときにかわした、というちょっとセンチメンタルな男の子どうしの約束が可愛らしすぎて泣けます・・・・

しかしマイケル・コナリー。読み始める前はどうしよう、ものすごく難しかったりするのかな? 長いし最初の10ページくらいで投げることになるかも?? とおそるおそる読み始めたのですが、考えていたよりずっと読みやすいです。(途中また辛くなって投げるかもしれませんが)

作家になる前は新聞記者だった、というの前身も影響しているのでしょうか? もちろん単語はわからないのががんがん出て来ますが、文章が読みやすいです。

Readabilityが高いですね。早く次に進みたくてしょうがありません。