るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

クレーとカンディンスキーの時代

宮城県美術館で3月4日まで開催の「クレーとカンディンスキーの時代」観てきました。
とても見応えのある展覧会でした。
19世紀後半のドイツ分離派 ー ウィーン、ミュンヘン、ベルリン3派それぞれの ー コレクションから始まって、表現主義カンディンスキー、クレー、そして二人が教鞭を執っていたバウハウスまでの30年ほどを、総数200点を超える絵画、工芸品で見せてくれました。
すばらしい!

宮城県美術館と、宇都宮美術館収蔵の作品で構成された今回のコレクションは、二つのコレクションが合わさることで厚みと深みが増して、とてもおもしろかったです。
絵画や工芸品をそれ単独で観たときもちろんすばらしいですが、加えて、同時代の作家たち、工芸品と一緒に展示されるという、同時代性と、19世紀から20世紀という時代の流れ、とりわけ、カンディンスキーやクレー二人においては具象時代から抽象時代への移っていく様子が見て取れ、ラインナップに引き込まれました。


2008年に上野でみたバウハウス・デッサウ展、こちらの方は、学校の成り立ちや、学校視点が強かったような気がしますが、今回の方はバウハウスのマイスター視点という印象でした。

会期はあともう少しで、もう一回くらい見に行きたかった、もっと早く見に来れば良かったと思いました。