るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

Mr Penumbra's 24-hour BookstoreYL 7.5 総語数73600語

Mr Penumbra's 24-hour BookstoreMr Penumbra's 24-hour Bookstore
Robin Sloan

Atlantic Books 2012-12-20
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[t]Mr Penumbra's 24-hour Bookstore[an]Robin [as]Sloan

Katがプロジェクトリーダーで、グーグル総力戦でAludusのCordex VitaeであるMANVTIVSを解読しようとしましたが、結果はnothing。失意のPenumbraは姿を消してしまいました。

同様に失意のクレイは大好きなMoffatのDragon-Song Chroniclesのオーディオブックを聞いていたところ、本にはない行が朗読されたことに驚き、Moffatについて知りたいと考えました。一番はPenumbraと話す事ですが、彼とは連絡が取れないので、次善の策として、彼の弟子であるEdgar Deckleに連絡を取ります。彼はPenumbraのいる場所を知っているといいますが、クレイに教える訳にはいかない。彼に連絡を取るなら交換条件として、いくつかが失われてしまった、オリジナルのGriffo Gerritszoonの活版印刷用の活字探し出してくることを言い出してきました。

不可能だ、と思いつつ、それにとりかかるクレイ。Penumbra書店の昼の店員のオリバーのコネを使って、美術館、博物館のデータベースにアクセスできることになります。

そのデータベースで首尾良くその存在を見つけることができたクレイははるばるネバダのConsolidated universal Long-Term Storageに言って、活字を借り受け、戻る道中で聞いていたDragon-Song Chroniclesのオーディオブックで、改めてその内容がUnbroken Spineの活動とAldus MAnutiusの謎の暗喩に満ちていることに気が付き、この本自体が、謎解きのためのヒントになっていることに気が付きます。そして改めて活字を見たときに、クレイは謎を解く鍵を見いだしました。

読了しました。皆を集めて謎解き、の読後感はそういうオチの付き方かーと爽やかに終わり、本って素晴らしい! そしてFellowshipも素晴らしい!という感想を持つにいたりました(^^)

ちょっぴりミステリ、ちょっぴりファンタジー、ちょっぴり青春小説的な印象で、

紙の本も電子の本も本的なものはすべて好き、という人にはオススメの作品だなと思います。

あとPenumbra氏がとってもキュートであることはつけくわせさせていただきましょう(^^)。

でもいろいろ間違って読んでそうなので早く日本語版が読みたいです!