るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

The Lord of the Ringsの講座雑感

Barnes&Noble-University開講のThe Lord of the Ringsの講座のlesson 部分を、とりあえず読み終わりました。本来5月頭〜6月頭の講座のレッスンがこんな時期になってしまいました。
なんとか読み終わっての感想ですが、このレッスンは、一レッスンの分量がコンパクトで
ありながら、指輪物語を中心にして、作品そのものの解釈と、作者としてのトールキン像と、彼に影響を与えたもの、彼が影響を与えたものにまで言及してあり、かなり密度の濃いものでした。コンパクトな分、一つ一つの事柄に関してずばっと、3行くらいで終わっていたり、当然のように予備知識として知っているべき歴史的、文学的な背景や宗教感などは、非英語圏、非キリスト教の人間である私がどれほどきちんと押さえて理解できたかは正直
心許ないです。

この講座自体はレッスンを読み解くというよりはこのレッスンを足がかりにして、「The Lord of the Rings」を読み始める、読み直す、読み返す事をし、また関連書籍を読んで、自分の考えてきたこと、あるいは感じたことを掲示板に投稿し、それについてディベートするという部分の方が重要な感じがしました。しかし参加人数が半端でなく、またその参加者たちの熱意が半端でないですから、掲示板のホットな投稿数にはほとんどついていけませんでした。正直自分の英語レベルと、自分が講座にさける時間がつりあっていなかったなというのが反省点の一つです。もっと英語力があるか、もしくは本当に学生のつもりになって、ある程度の時間を毎日確保していればついていけたのかもしれません。それと、全部を攻略しようとすると大変な訳ですから、まず最初に概要をつかむ意味でレッスンをざっと読んだ後で、自分が一番興味のある部分のレッスンについて精読して、アサインメントに力を入れるという講義の受け方をしても良かったのかな、などと思いました。

講座を受けた事は自分にはとてもおもしろい経験でした。来期にまた同じような講座があった時には、今回の事を生かしてまたトライして、今度はもう少し、アサインメントや、ディベートの方に目を向けてみたいなあ、と思いました。

しかしなんだかんだ言って、この講座で名前があがったような作家や作品は、大抵が日本語訳(そのものでなくても同じ作家の別タイトルなど)されているわけで、異世界へのとっかかりは常に目の前に呈示されているんだなあ、とちょっと思いました。