るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

雲母の光る道

読了。暑苦しいアメリカ南部の雰囲気が濃厚に伝わってくる一作。フィーバー・ドリームを読んだときも感じましたが、ニューヨークとかカリフォルニアとかの背景とは違うなあ、という印象を受けました。南といってもフロリダなどとはまた全然違いますし。
謎解き自体はそれほど驚くものではありませんが、メインの登場人物二人がなかなか。
39才の主人公、自分のルーツ捜し中、と80才を越えた祖父、の二人が地味ながらいい味だしてます。

雲母の光る道 (創元推理文庫)

雲母の光る道 (創元推理文庫)