るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

エルマーの冒険

My Father's Dragon YL3 総語数8000語

My Father's Dragon (Three Tales of My Father's Dragon)My Father's Dragon (Three Tales of My Father's Dragon)
Ruth Stiles Gannett

Random House Childrens Books 1987-09
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[t]:My Father's Dragon (Three Tales of My Father's Dragon)[an]:Ruth Stiles [as]:Gannett

エルマーの冒険。一巻目。これ原題は"My Father's Dragon "です。えるまーずあどべんちゃー、とかじゃないんだ、となんだか不思議な感じでした。確かに最初の方で、「これはぼくのお父さんのエルマーが小さかったころの話で」みたいな書き出しだったよなーなどと思い出したのですが、オリジナルを読んでみて、びっくり。邦訳の方では、割とすぐにエルマーがこうした、エルマーがああした、というかかれ方をしているのですが、オリジナルの方では一貫して最初から最後まで、"my father"だったんです。会話で名前は出てくるけれど、地の文には殆んど出てこない。なるほどそれで"my father's dragon"か。そうするとこの話は、たとえばお父さんかお母さんが、自分の子供に、「私のお父さんが小さいころにね」って「話してきかせる型」の話なんですね。だから、「エルマーはこう言ったんだ」ということにはならないで、「私のお父さんは」という言い方になるんだ。なるほど。

しかし2,3巻目はオリジナルの方もあっさり「エルマーは××」という書き方になっていたので、邦訳はそちらと調整したのかもしれません。

あ、もちろんおもしろかったですよ(^^)