るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

最後のマンガ展


とにかくすごいらしい、行った人行った人大絶賛だったのでぜひぜひ行きたいと思っていたのですが、なかなかタイミングが合わず、もう終わるーという今日無理矢理弾丸ライナーのごとく駆け込みで行って参りました。

バカボンドの最後のところを美術館で、という漠然とした情報のまま出かけていきましたが、とにかくすごかったです。
まず入り口の等身大の武蔵像で既にしてやられてしまった訳ですが、マンガを空間で読むという事を足を進めるごとに実感しました。
なんてぜいたくな「場」だったんだろう、と見終わった今の方がどきどき感が強くなってきてしまいました。
大きい絵、小さい絵、きっちりしたペン画、水墨調の画、絵の美しさに呑まれ、ストーリーにひっぱられ、空間の高低差や、奥行き、また照明ががうまく使われていて、なんというかいいように引き回されてしまった時間でした。

最後にいたっては何も考えずに引き寄せられるように絵に近づいてしまい、踏み出した足元でようやっと砂に気づく始末。

本当にすばらしい、濃密な展覧会でした。
行って正解、私にとってはまさに見るべき展覧会でした。某所で後押ししてくださったAさん、Rさん、Mさん、Tさんありがとうです。

この展覧会明後日が最終日ということでかなり混雑するかも、と覚悟して行きました。
9時半頃に美術館前についたのですが、既に長蛇の列。こ、これははまったか、と思ったのですが、そちらは当日券の列で、前売り券持ちは別の列。この瞬間ほど、「前売り買っといて良かった!!!」と思ったことはありませんでした。
開場も本来は10時の筈だったのですが、9時半にはもう入場開始していて、私も10時前に入場できてしまいました。本当にラッキーだったようで、私が並んでから10分もしないうちにどんどん入場待ちの列が長くなっていきました(私が並んだ時点ではまだ当日券購入組がほとんど並んでいない状態だったのですね。)
展覧会を見終わった11時半頃にはもう当日券は売り切れていた上に、入場待ちも80分と表示されていました。
最終日前とはいえ平日でこれなのだから明日、明後日はもっと混みそうですね。
でもあの展覧会はぎゅうぎゅうに詰め込んで見るものではないと思うので、入場制限はしょうがないと思いました。