るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

Letters of Tolkien No.105

 

Letters of J.R.R. Tolkien: A Selection

Letters of J.R.R. Tolkien: A Selection

 

105:1946/7/21 サー・スタンリー・アンウィン宛て

ナイト爵に叙されたアンウィンはロードオブザリングスの進捗について問い合わせの手紙を書いた。

 

「親愛なるスタンリー卿」の書き出しで、家庭内と大学内のやっかいごとがたいへんだったという話ーペンブローグからマートンに移ったこととそれにまつわる種々の職務ーについてなどを述べた後に、叙位のお祝いの手紙が遅れたことを陳謝し、スタンリー卿の息子レイナーについて問い合わせ、クリストファーがトリニティカレッジに帰ってきた喜びを伝え、遅れたけれど、まだその気持ちがあれば、と「ジャイルズの冒険」をDavid Severnへ送りますという連絡、そしてホビットの続編を終わらせる努力を懸命にしていると書いています。
そして1945年の12月のWelsh Reviewで詩物語(The Lay of Aotrou and Itroun)を出版したこと、Fairy Storiesのエッセイの拡張版を出版するつもりだということ、去年のクリスマスの2週間の余暇で、ほかの本の3部分を書いた(The Notion club Papers)と執筆状況を伝えています。
 
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なかなかLotRが完成しません....