るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

ロブ日記

Three Dollars公式サイトから、公開前一ヶ月、コノリー監督のブログが読めるようになっています。この監督のブログが結構マメな更新の上、一日分の分量が結構あるので、うわわわわ、という感じです。でもブログ発信は距離感がとても近い感じがします。

シラノの舞台が終わって、公開前のイベントにDWが出られるようになったら彼の話題もちょこちょこ出るようになるのかな。

ということで3$公開前企画、ロブろぐの概要を取り上げてみよう、のコーナーです。概要で、逐語訳ではありません。適当にはしょってのお届けです。なんだか最近めっきり××マラソンづいてるなあ・・・

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3月14日

ブログ開始。公開まであと一ヶ月ほどで、それでこの時期に監督の視点から映画公開に関して書くことになった、ということ。これは彼の2本目の映画で、これら2本はどちらもオリンピックの時期に撮影されたということ(ということは次回は北京の2008年?)

この3$という物語はElliot Perlmanの小説をベースにしていて、辛い時期における良いひとの物語だということ。ジャンルわけが難しいが、サブプロットに生態系に関するスリラーがあり、また幼い頃の恋いの再燃という恋愛要素があり、映画全体を通して情感に訴えかける家族のドラマがある、ということ。

14日はサウンドトラックのアルバムの仕事をしていたということ。

Alan Johnのオリジナルスコアがあり、また、主人公はJoy Division(という伝説のロックバンド)の大ファンなのでこのグループの曲も重要で、とにかく金曜までにサントラアルバムのプレイリストを選定する必要がある。

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3月15日

15日はシドニーから2時間ほどの場所にある、Mission Australia’の Triple Care Farmへの往復と、そこへの訪問でほとんど終わった。Mission Australiaは3$の公開に関して、さまざまの素晴らしく価値のある方法で関わっていて、ロブ・コノリー監督はその見返りに2005年のTVでのMission Australiaのキャンペーンを監督することになった。監督は、自分はコマーシャルや、コンセプトの明らかな広告キャンペーンを監督したことはない。それにとりわけ、このような映画公開で、徹底的に忙しい時期に取ろうというのは自分にとって挑戦である。Mission Australiaのサービス内容は多岐に渡っているので、コマーシャルのコンセプトを決めるのは難しいようだ。

16日はキャンベラでスクリーニングだ。かつて、The Parliament HouseでのThe Bankのスクリーニングはキャンセルされたし(選挙前の政治的な問題のためにだと監督は思っている)、The Boysは映画産業への財政的支援を減らされる傾向にある状態の中で、上映することはあまりに危険だと見られた。だから、明日の夜はなにかブレイクスルーだ、という事になる

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3月17日

16日はキャンベラで3$のスクリーニング。ジョン・メイナード、デイヴィッド・ロバーツ、ニコール:ナバウト、ブライアン・ローゼン、メアリーアン・レイド、とコノリー監督が出席。

スクリーニング前には、政治家たちとのレセプションがあり。(映画産業へお金を落としてもらえるようにアピールできるようにという会合らしい。このへん経済用語などかなりあやふやで読んでいる)

スクリーニングはほとんど満席。主に、スタッフ、アドバイザー、政治家達。スクリーニングはものすごくうまくいった。観客は最後には泣いていた。映画の根底にあるヒューマニストが、党の方針を越える所を見た。それから、自分が、映画の中で皮肉的な部分になるだろうと期待した所が自分がイメージしていた以上に大きなウェイトを占めていた。

以下ちょっとネタバレっぽいんで飛ばす。

終わった後のディナーで、なんでキャンベラで映画のロケが行われないのかというような事についていろいろ喋ったらしい。