るるむく日記

趣味にひた走るつれづれの日々

フラワー・ベイビー

Flour Babies16/156頁

Flour BabiesFlour Babies
Anne Fine

Laurel Leaf 1995-11
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読み始め。というか今週の金曜日に図書館に返さないといけないのに、間に合うんだろうか? 延長しないと間に合いそうもありません。今月のMLの課題図書はペリカン文書で結構長いし、今月は誰かさんの誕生月だから少しそっち関係のコンテンツも増やしたいし、週末はイベントが入りまくって使えないし(泣)

カーネギー章受賞作。「落ちこぼれクラスの一員サイモンは、サイエンスフェアの課題、フラワー・ベイビーに取り組むうちにいろいろ考えることが出てきて・・・」という話のよう。第一章は担任の先生視点で、4-Cクラスがいかに大変なクラスかという前ふりのところです。サイエンスフェアはクラスごとにいろんな実験をしてその成果を発表する、という全校あげての催しのようです。生徒たちは、石鹸つくりだの、ウジ虫農場だの、爆弾カスタード作りをやりたいといいますが、物理も化学も生物も前年度パスしていないオマエたちにはそんな課題はやらせられない、と選ぶべき課題を出されるのですが、それが、"textile,nutrition,domestic economy,child development,consumer studies"のどれか。「そんなの半分も意味わかんねぇ」と言い出す生徒に"sewing,food,housekeeping...."と説明しなおす先生。いろいろ苦労が偲ばれます。結局child developmentが選ばれ、その内容がFlour Babyというわけです。

Flour Babyというのは、実際にアメリカやイギリスの学校で行われている教育プログラムの一つで、赤ちゃんの重さの小麦粉をつめた袋をFlour Babyとして、一日中ずっと世話をするというもので、このプロジェクトを通して、子供が育つためには何が必要なのかということや、自分がどう世話をされて大きくなってきたのかなどを考察するように導くプログラムだそうです。

まだ助走の所なのでどう動くか興味深々です。しかし読み始めてみたらかなり読みにくくて、せんに読んだゲドや、今読み始めたペリカン文書よりイメージがつかみにくい。難しい単語がガンガン出てくるという訳ではないのですが、イディオムや、今風のいいまわしに戸惑うというか。現代モノの児童小説は難しい...