とにかくぜひ原画を観てみたい! という気持ちででてきた訳ですが、青山一丁目駅を出たあたりからどきどき。入り口で
どかーんという大きなポスターに感動、早速ギャラリーに移動します。ギャラリーに入る前からかなり舞い上がっていたというか滑っていたというかでした。実はものすごく混んでいて入り口の先から並んでずっと待たなきゃいけなかったりしたらどうしよう、などと思っていたのですが、そんな事もなく、ちょうど良い具合に人もいらっしゃって、とても鑑賞しやすい雰囲気でした。ギャラリーに入って、「ど、ど、どの絵から観れば良いのーー!!!」状態です。ぱっと入り口すぐからあ、あそこのグワイヒア、あ、そこにガンダルフ、あ、あっちの絵はタワーだ、あ、ベレリアンド、ぎゃー、どの絵の所にまず行けばよいの〜!!!!と入り口からくらくらしています。お、落ち着け自分、落ち着け自分と言い聞かせつつ、まず、入り口そばから観ていくことにしました。
原画展を観にいらっしゃった方が口を揃えてすばらしいとおっしゃていたことをまさに実感! です。印刷されたものより原画の方がずっとずっとすばらしいというのは頭ではわかっていたのですが、実際に目にすると本当に違いが肌で感じられます。スケッチもすばらしかったですが、やはりカラー作品が素敵でした。印刷でどうしても消えてしまう、その絵の持つ質感、遠景の少し曖昧なラインと柔らかな色調から、くっきりとディティール細かく描かれた近景が一枚の絵の中で調和がとれて同時に存在している美しさ。なかなか言葉では説明できないのですが、とても奥行きを感じます。一枚の絵なのだけれど、描かれていないその先の広がりが感じられます。絵の中に描かれた光と陰が本当に美しくて、海の蒼と、鳥の白と、木々の緑が美しくて、黒のクリーチャーたちが恐ろしいのに美しくて、本当にいつまでもいつまでもこれらの絵に囲まれて観ていたいと感じました。
必見ですよ! 未見のみなさまがた。
東京近郊に住んでいたら通いつめたい所です。
その他、サウロンのフィギュアやハウ氏が手がけたゲーム、しかけ絵本、また日本で出版されたハウ氏の画集なども展示されていました。それからLord of the Brushというハウ氏の、創作に関するビデオも上映されていました。このDVD欲しいなあ・・・。
おもいがけないお客たち・ハウ展
このハウ展会場で、Hさんと合流。Hさんはエルフ語講座受講メンバーのみなさまがたとこちらのハウ展にいらしていたのでした。みなさま非常にトールキン世界にお詳しい方々、漏れ聞こえてくる絵の前での会話が非常に濃い・楽しいモノです。指輪ファンの中でジョン・ハウ鑑賞っていいなあ、すごいなあ、と浸っているところにHさんが
「あちらにいらっしゃるのが伊藤 盡先生ですよ」
教えてくださいました。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁ ご本人!!!!!」とココロの中で絶叫。その後自分がいかに舞い上がり滑っていたかはかなり恥ずかしいので割愛しますが、ハウ展観賞後、そのエルフ語講座のメンバーのみなさまのお茶会に混ぜていただいて非常に濃い、楽しい時間を過ごしました。本当にありがとうございました、先生、みなさまがた。
野望その4:おいしいごちそう
次ぎに(まだあるんです)移動して、一日仕事だったBさんと合流、この時のメンバーはなんと私以外全員ハウ氏のレセプション出席者! という豪華メンバーで、みなさまから、レセプションでのハウ氏の様子 ― いかに彼がジェントルでフレンドリーで素敵だったか ― をうかがい、サインなど目の保養もさせていただき、またとぎれなく指輪その他の話を楽しみました。
かえりの旅
も何事もなく過ぎ、無事家に。今日1日で4日分遊んだような非常に充実した東京行きでした。
急な話でしたのに時間をさいてオフ会にしてくださったみなさんありがとうございました。特に全行程おつきあいくださったJさん、お疲れさまでした。
また今度遊びましょう(^^)